EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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私は「どの品がお薦めですか」というようなことをウェイターに伝えると、彼は前菜やメインの品についてお薦めをそれぞれ説明し始めた。

彼は流暢な英語で料理の説明を英語の聞き取り能力不足の私にていねいにし、私はその流暢さに流されるかのように彼の推薦を注文した。メインにはチャコールグリルで焼いたブラジル産テンダーロインステーキを注文した。

私は彼のパンツのポケットに目を不意に向けると、そこからディズニーリトルマーメイドの携帯電話に付けるフィギュアが飛び出していた。

「オウ、マーメイド!」と私はフィギュアを指差して言った。
彼ははにかみながらそれをポケットの中に押し込んだ。
「あれはきっと彼女のプレゼントよ。きっと」と妻は私に言った。
「そうかもしれないね」と私は答えた。

彼はそのあと同僚となにやら話している。きっとマーメイドの人形のことを私たちに見られたことについてしゃべっているのだ。人形が見つかった時の彼のスマートな振る舞いの替わり具合に、私と妻は彼のタイ人らしい一面を見たような気がした。

ビールを飲んで食事をしながら、タイ最後の夜を過ごしていた。知らない間に客の数は増えている。後ろの席では日本人と西洋人がビジネス文書を取り出していた。

ついにテンダーロインステーキが二人の目の前に現れた。肉の厚さは5、6センチほどのステーキが実にうまそうだった。私はナイフで肉を切り分け肉片をお互いのさらに盛り付け、グレイビーソースをそのステーキに乗せた。私はそれを口にいれしっかり歯と咀嚼筋や舌そして鼻を動員しステーキのすべてを確かめた。実にアローイ(タイ語でおいしいの意)なステーキだった。柔らかくアミノ酸の旨みもたっぷりでジューシーだった。タイで素晴らしいステーキにありつけ、おそらく私の脳内では幸福感を満たす神経伝達物質が出ているような気がした。妻も私もステーキを十二分に満足しながら食べていた。

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Spathiphyllumホテルに私たちは帰り、夕食はどうしようかということになった。昨日は屋外でタイスキだったので、今日はホテル内のレストランにしようということになったが、イタリアンレストランのビスコッティはかつて行ったことがあるのでそこは外して考えることにした。タイではあまり旨い肉を食べたことが無いのでステーキが楽しめるマジソンに行こうかという意見と少しタイでは有名っぽいタイレストランのスパイスマーケットに行ってみようかというアイデアが出た。幾分肉を食べたい気分だったこととタイ料理は何度も食べたことがあるので、タイでは少しめずらしいステーキグリルのレストラン・マジソンに行くことにした。

午後6時半ころ私は部屋の電話で受付にマジソンの予約をお願いした。それからちょっとして受付から折り返し電話がかかってきて、「7時からマジソンで二人の予約は大丈夫です」と知らせてくれた。

私たちは7時ころにレストランへ下りた、レストランはこのホテルの中庭の側にあり、中庭の池では艶やかな鯉が優雅に泳いでいた。

レストランへ入り私はウェイターに名前を告げ、予約した席へ案内してもらった。案内してもらった席はイギリス列車のコンパートメントを彷彿とさせる形式で区切られた席で、プライベート感あふれるいい場所だった。席は大き目のゆったりとしたソファで、目の前のテーブルはかなり分厚い木製のテーブルだった。何も食べずにしばらくここでゆっくりと何かを飲んでもいいなと思うそんな場所に私と妻は座っていた。周りには客はいないようであった。目の前ではテーブルに置かれた照明のちらちらとした灯りがテーブルやグラスに映る。

メニューをウェイターは私と妻に手渡した。メニューに私と妻はにらめっこをした。メニューはやはり英語で書いてあるのでところどころ分からない表現があった。私はメニューを見ている間、クロスターという銘柄のビールを2杯頼んだ。ウェイターはクロスターをジョッキに注ぎテーブルに置いた。私はちょっとした覚悟を決め注文に挑んだ。

私と妻はエスカレータを登ってゲームセンターやシネコンがある場所へたどり着いた。

この階には1時間当たり30バーツ(2004年当時のレートの日本円で約80円)と手ごろな料金でインターネットができるスペースがあるので、以前からマーブンクロンへ寄る度に私たちはそこでネットをしていた。私はメールのチェックやニュースのチェックをした。お互いに好きなだけネットをして、2分刻みで料金を精算してもらった。

妻は足マッサージをしてもらいたいということで、3階にあるマッサージおよびエステっぽいことをやっていそうな店で足マッサージをしてもらうことにした。1時間300バーツ(当時のレートで約800円)であったが、このMBKの中だと価格はこんなものだろうと思った。私は日本ではあまり体験する機会がない顔のトリートメントをしてもらうことにした。従業員は仕事しているのか遊んでいるのかわからない気楽なタイ的雰囲気を漂わせていた。

私は台に横になりマッサージされるまでおとなしく待っていた。少し待つと施術者は私の顔に蒸しタオルを乗せた。それから顔に何か塗られて顔の皮膚表面いたるところをぐるぐるとマッサージされた。なかなか気持ちいいものだなあと私は思いながらマッサージされていた。その後、鼻の表面を何かで吸引され、ハチミツのにおいがする何かを顔に塗られた。冷たい何かで顔をパックされ、しばらくしてから指で顔を触ると石膏みたいに硬かった。他にもキュウリを顔に張られたりした(何の効果があるのだろうか)。

妻は足マッサージを受けたが、初めは未熟なマッサージ師がやっていたけど途中で上手な人に変わったようであった。お互いリフレッシュして店を出た。

朝食が終わってからしばらくしてから、私と妻はラチャダムリ駅からスカイトレイン(BTS)に乗り、サイアム駅で降りた。近くにあったマクドナルドへ行った。店の入口には合掌をしているドナルドフィギュアが客を迎えていた。

「マックシキン(マックチキン)セット、ヌン(1つ)」と私はタイ風英語発音とタイ語数字を交えて言って注文した。

 妻はハッピーミールを頼んだ。それから私はオレンジ色のソフトクリームが目に入ったのでそれを注文した。このソフトクリームはマックコーン・マンゴというのだが実はソフトクリームの上にマンゴチョコレートをコーティングしたものだった。私たちはそれらを食べたらトレーはテーブルの上に置いたまま(タイは従業員がトレーを下げている)店を出た。

しばらく国立競技場方向へ歩くとMBKとでっかく壁にロゴが掛かってあるビルがあった。MBKとはマーブンクロンのことだ。マーブンクロンは巨大なショッピングモールである。ショッピングモールとは言うものの、日本にあるようなショッピングモールでは決してなく、タイ人から見ればスッキリとまとまっているかもしれないが、MBKは日本人から見るとかなりカオスなショッピングセンターだ。

東急ストアが隣接しているこのMBKにはスーパーマーケット、ドラッグストア、カフェ、ヘアーサロン、CDショップ、ドーナツショップ、ラーメン屋、タイスキ屋、メガネ屋、印刷屋、金行、かばん屋、みやげ物屋、服飾店、コンピュータショップ、携帯ショップ、シネコン、ゲームセンター、ボーリング場など本当になんでもある。

そしてどの辺がカオスかというとアクセサリーを売っている店の横でお菓子を売っていたり、世界中の様々な人種がいたり(そのように私には見える)するところなどがそんな風に思わせる。とにかくタイに行ったことのない日本人がここMBKへ来ればおそらくそのことを感じ取れると思う。

今までの旅行を振り返ってみると、バンコクに来たときは必ず一度はMBK内を歩いた。そして、また私たちはMBK内を歩いた。通路には物品販売ワゴンが並んでおり、女性店員は、客が売り物の品々を見ていても気にしない様子で食事をしていた。商品の値切り交渉している光景が見られた。吹き抜けにはタイ国女王の72歳の誕生日を祝う肖像が掛かっていた。

ビスコッティという名のホテル内にあるレストランで朝食となった。朝以外の営業時間帯では、このレストランはイタリア料理のレストランでもある。朝は世界中のホテルでよくあるカフェテリア形式の朝食をサービスしている。店内はモダンな雰囲気で、内装やダイニングセットはシックにまとめられていた。

レストランに入ってすぐ左側の台に新聞が並べられていたので、私はネイションという英字新聞を食卓で読むために手に取った。私は未だスラスラと英字新聞を読んだりすることはできないが、異国の地で英字新聞を読むのは心地よかった。

レストランスタッフが私たちに飲み物の注文を聞いたので、私と妻はコーヒーをスタッフにお願いした。それから、二人でそれぞれの皿に思い思いに料理を載せる。ベーコン、フライドエッグ、野菜の炒め物、などいろいろ皿に盛った。それから、キウイジュースを勧められたので二人でそれをグラスに注いでもらった。

周りは世界いろんなところからきたお客で満たされていた。休暇旅行中の開放的な表情あふれる人や、これからビジネスという様子を漂わせる人、いろんな人がいろんな目的でこのホテルに泊まり今ここで朝食の場にあるのだ。おそらく私と妻もそういった風景の一部なのだ。

フルーツが種類豊富に用意されていた。私はパイナップルとマンゴスチンを選んでみた。パイナップルは日本のそれよりもはるかに美味しかった。果物の女王マンゴスチンの白い果実は独特の甘い香気を漂わせ、その果肉は甘くそして酸味がいい具合に混ざり合っていた。私も妻も朝食をゆっくりと時間をかけて楽しんだ。日本にいるとき、とりわけ平日の朝食にはあまり時間をかけていないのだ。食事を終えると勘定書きにサインをして私たちは客室へ帰った。

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