EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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監督:井筒和幸
脚本:羽原大介、井筒和幸
音楽:加藤和彦
出演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、尾上寛之
製作:2004年、日本
上映時間:119分
『パッチギ!』公式サイト
『パッチギ!』を上映している映画館は?
『パッチギ!』井筒和幸 監督独占インタビュー

ストーリー
時代はいまから37年前の1968年、場所は京都での物語。日本人高校生と争いの絶えない朝鮮学校の生徒はバスを倒すなどの騒ぎを起こしていた。決して平穏ではないそのような状況の中、府立東高校2年生の松山康介(塩谷瞬)は担任教師(光石研)に朝鮮学校へ行き親善サッカーを申し込むように言われ、親友の小出紀男(小出恵介)と共に朝鮮学校へ出かける。

レビュー
はっきり言ってはじめはすんごいコワイ映画だと思った。しょっちゅう派手なケンカが展開されるが次第にそのシーンもなんとか見慣れていく。当時このようなケンカがしょっちゅうあったかどうかわからないが、このようなケンカは1968年の時代が持つエネルギーを象徴しているとも言えよう。そう、周りは1968年に満ちているらしい。私は'74年生まれなのでそのことを断言はできないけれど、当時を過ごした人がこの映画を観れば、時代背景を描いたシーンごとに懐かしい思い出が蘇るだろう。

朝鮮学校でたまたまとキョンジャ(沢尻エリカ)と出会った康介は彼女に一目ぼれ。しかし、康介の心の中、キョンジャの心の中、そして周りの人たちの心の中には民族の壁があった。ついでにキョンジャの兄アンソン(高岡蒼佑)は朝鮮学校の番長だ。民族の壁をどのように克服して康介の一目ぼれがどのようになっていくかというところがみどころだ。

キョンジャの気持ちを少しでも自分に向けるためフォークギターを手にした康介は朝鮮半島南北統一を願う象徴の歌、「イムジン河」の練習をする。はじめは素っ気なかったキョンジャも朝鮮語まで学習する康介に少しずつ心を開いていく。やはり母国語の持つ力は大きいものがあると実感させられた。

涙あり、笑いありの青春物語は「イムジン河」に始まり「イムジン河」に終わるといった感じだ。最後は感動を与えるためにやや安易な手段と思われかねない方法が見られないわけでもなかったが、当時を知る人も知らない人も若手俳優たちの熱いハートを感じることができる力の入った作品だ。(2005年1月29日サロンシネマで鑑賞)

追記(注意:ネタバレ含みます。)
個人的にはオダギリジョーが演じる坂崎が気に入った。あのサイケなヒッピーぶりが面白かった。まさか酒屋の兄ちゃんがあんなふうになるとは。最後には康介の真っ直ぐな気持ちがキョンジャに伝わって結ばれていく。なのに、「あの素晴らしい愛をもう一度」がエンディングで流れる。二人の恋愛に限って見ればその歌詞内容は合っていないと思うのは私だけだろうか。

この映画では日本人と朝鮮人の間にある歴史的な内容をいろいろと扱っているため、「左寄りだ」とか「自虐的な歴史観に立っている」などという声もある。このような問題はそう単純な物事ではないのでだが、参考までにあるブログを紹介させていただきたい。現在在日朝鮮人(韓国籍)三世の方のブログ、コリアン・ザ・サードにはその方ならではの立場ならではの物事が書かれてる。興味のある方は御一読を。

こちらにも『パッチギ』のレビュー・批評・感想があります。
GROOVY GROOVERS
ネタバレ映画館
ある在日コリアンの位牌
パッチギ!@映画生活


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パッチギ! DVD
パッチギ! 現在『パッチギ!』のDVDの発売は未定です。決まり次第お知らせいたします。
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パッチギ! オリジナル・サウンドトラック(サントラ)
ザ・フォーク・クルセダーズ
ザ・フォーク・クルセダーズの伝説の名曲「イムジン河」を含む22曲が収録されています。

パッチギ! ノベライズ本
朝山 実
この映画にまつわるさまざまなエピソードが描かれています。

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