EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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『世界で一番パパが好き!』公式サイト
『世界で一番パパが好き!』を上映している映画館は?

ストーリー
ニューヨークで、音楽業界の広報活動を精力的に手がけるオリー(ベン・アフレック)はガートルード(ジェニファー・ロペス)と結婚する。妻となったガートルードはやがて妊娠しガーティーを出産をするが不幸にして亡くなってしまう。悲しいできごとを振り払うかのように精力的にオリーは仕事に取り組むが、ある日仕事で取り返しのつかない失態を演じてしまった。その事件が原因でオリーはニューヨークを去り、故郷のニュージャージーに帰る。それから7年後、娘ガーティ(ラクエル・カストロ)は7歳となり、オリーはニューヨークでかつてのように働きたいと思っていた。

レビュー
魅力的な選択肢が当人の目の前にあっても、家族のことが原因で当人がそれを選択できないことはよくあることだろう。この作品ではニューヨークの音楽業界で働きたい父オリーが登場し、娘のことを考えると故郷に留まるべきか悩みながら人生を模索していくストーリーである。

それにしてもニュージャージーの人たちの温かさが際立つ。特に祖父バート(ジョージ・カーリン)や祖父の友人は心やさしい人として描かれており、観客をいろいろな場面で和ませてくれる。父オリーは娘ガーティとは親密にしているのだがどこかよそよそしい印象が漂う。オリーの潜在意識にニューヨークの仕事をダメにしたのは娘のせいという思いがあったからだろうか。

作品の雰囲気はコメディ調で描かれているため結末の想像が容易につくといった点では面白みに欠けるかもしれないが、家庭について意外と考えさせられる作品である。仕事と家庭のバランスに悩んでいる観客にとってはいろいろと共感を得るのではないだろうか。展開に強引な部分も見られたり、マヤ(リヴ・タイラー)のキャラクターが少しエキセントリックだったりするが何も考えずに気楽に映画を楽しみたい時にはちょうどいいかもしれない。(2005年3月26日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

追記コメント(注意:ネタバレあります。)
マット・デイモンの友情出演があった。出演時間はとても短く、一分もなかったかもしれない。はじめはマット・デイモンにこの作品のオファーがあったらしい。それにウィル・スミスも出演していたりして意外とキャスティングは豪華だ。

なかなか凝った学芸会が面白い。アメリカの学校は家族単位であのような出し物をするのだろうか。それにしてもスウィーニー・トッドの出し物のセットをつくるガーティの祖父と祖父の友人たちってなんていい人なんだろうと思った。

最終的にオリーが意志を決定する場面はほとんどウィル・スミスの言葉によって決定されてしまった。オリーのニューヨークへの強い意志は家族を愛するスミスの発言によって崩れていくその場面は少々強引な展開かなあという気がする。

こちら世界で一番パパが好き!@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

原題:Jersey Girl
監督:ケヴィン・スミス
製作総指揮:ケヴィン・スミス、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本:ケヴィン・スミス
出演:ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ジョージ・カーリン、ラクエル・カストロ、ジェイソン・ビッグス
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:101分

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『Ray/レイ』公式サイト
『Ray/レイ』を上映している映画館は?

Ray [Original Soundtrack] ストーリー
17歳のレイ(ジェイミー・フォックス)は長距離バスに乗ろうとしていた。サングラスをかけた盲目のレイはバスの運転手にひどい言葉を浴びせられるが、なんとかバスに乗車した。バスの中は黒人専用席が隔離されている。レイは黒人用の席に座りシアトルへと向かう。

レビュー
この作品は、かの有名なミュージシャン、レイ・チャールズの伝記映画である。主演はレイ・チャールズから生前に役を指名されたジェイミー・フォックス。ジェイミー・フォックスはこの作品で見事に第77回アカデミー賞主演男優賞を受賞した。多くの賛辞がこの映画には寄せられていた。しかし、レイ・チャールズの音楽をほとんど知らないので私は正直この映画を楽しめるだろうかと不安に思っていた。

伝記的作品全般に言えることと思うが、主役となる人物について多くのことを知っているほうがさらにその作品を楽しむことができる。もちろんレイ・チャールズの伝記的映画『レイ/Ray』もその例外ではない。でも、レイ・チャールズのことはそれほど知らなくても、この作品が十分にレイ・チャールズの人生を伝えてくれるのでしっかりと楽しむことができるだろう。レイの音楽的成功の裏にはヘロインや愛人の問題といった暗部を描き、幼い時代の回想シーンでレイの心の傷となった弟の水死そして失明のことも交えレイの人物像に真に迫っている。

駆け出しのレイ・チャールズはナット・キング・コールの物まねと言われていたが、次第にレイの独自性が発揮されていくようになる。ゴスペル音楽とR&Bの融合を進めていくといった当時の音楽シーンの最先端が妙に心地いい。そして、小銭を稼ぐ男から大金を手にするスターとなっていく。

レイ・チャールズは多くの音楽作品を遺した。これからも多くの人々にレイ・チャールズの楽曲は愛されるだろう。レイ・チャールズを知っている人だけでなくそうでない人にもレイの魂が伝わってくる作品だと感じる。(2005年3月21日シネツイン2で鑑賞)

こちらRay/レイ@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

監督:テイラー・ハックフォード
脚本:ジェームズ・L・ホワイト
音楽:レイ・チャールズ、クレイグ・アームストロング
出演:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、クリフトン・パウエル、ハリー・レニックス、リチャード・シフ
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:152分


映画『Ray/レイ』のサウンドトラックのご案内

スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイ
レイ・チャールズ
スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイ
国内盤のサウンドトラック(サントラ)です。

Ray [Original Soundtrack]
Original Soundtrack

輸入盤のサウンドトラックです。リンク先で少し試聴できます。

Ray / レイ 追悼記念BOX DVD
ジェイミー・フォックス テイラー・ハックフォード ケリー・ワシントン レジーナ・キング
Ray / レイ 追悼記念BOX
特典映像を満載したDVD3枚組のBOXセット。

Ray / レイ DVD
ジェイミー・フォックス テイラー・ハックフォード ケリー・ワシントン レジーナ・キング
Ray / レイ  DVD

『エターナル・サンシャイン』公式サイト
『エターナル・サンシャイン』を上映している映画館は?

エターナル・サンシャイン ストーリー
バレンタインデーも間近のころ、ジョエル(ジム・キャリー)は奇妙な手紙を受取る。その手紙には、「クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)はジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社」と記されていた。ジョエルは喧嘩別れした恋人クレメンタインに自分のことを忘れられてしまった。失意のジョエルはクレメンタインに関する記憶消去をラクーナ社に依頼する。

レビュー
クレメンタインは喧嘩別れしたジョエルに関する一切の記憶を消去してしまった。その事実をジョエルはラクーナ社からの手紙で知る。失意のジョエルはラクーナ社に記憶の消去を依頼してしまうのである。単なる失恋ストーリーとは一味違う脚本がこの作品の一番の面白いところだろう。

人間の記憶の根源である脳から特定の記憶のみを消去していくとどうなるのか。記憶の消去過程にあるジョエルの脳内の映像化が実に興味深い。観客はこの映画でジョエルの脳内を探検することとなる。現実の世界とはかけ離れた脳内世界の超現実はジョエルの本当の気持ちを見事に描き出す。

恋人と喧嘩別れをしてしまうといったよくあるできごとをきっかけにはじまる物語。恋人クレメンタインを記憶から消そうとしたジョエルにきっと多くの人が運命の不思議さ、そして必然性を感じることになる。2005年アカデミー賞脚本賞受賞の脚本に振り回されないように時間軸のカギとなるクレメンタインの髪のカラーもよく見ておこう。(2005年3月19日リニューアルオープンしたてのシネツイン2で鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
うまく言えないけれどいい作品だった。おそらくそんな作品に該当するのではないだろうか。音楽とか、脳内風景の画像化とか、バラバラな時間軸とかそういったものが渾然一体となって味わい深い風合いを醸し出しているのだろう。

人が人たる拠り所の一つは高度な記憶能力にある。嫌なことも楽しかったこともかなり記憶しているのが人間である。人間というものの性質の一部を破壊することにより人間の本質を描き出しているのがこの作品である。記憶を消したのにそこにあたりまえのように存在するクレメンタインとジョエルの再会。これに似た不思議な運命がきっと多くの人にあって、今あるこの世界が構成されているのだろう。

ところで、ラクーナ社の社員によるジョエルの記憶消去作業は遊びなのか仕事なのかよくわからないその作業様子がおかしかった。ラクーナ社の受付嬢メアリー(キルスティン・ダンスト)のもう一つの記憶消去物語も不思議なものだった。

ちょっとここでいいお知らせ。ネタバレ映画館で知ったのだが、なんと記憶消去を行うラクーナ社が実在している。真偽の程はリンク先のラクーナ社のサイトでどうぞお確かめを。

こちらエターナル・サンシャイン@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
音楽:ジョン・ブライオン
出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、マーク・ラファロ、イライジャ・ウッド
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:107分


映画『エターナル・サンシャイン』のサウンドトラックやDVDのご案内

Eternal Sunshine of the Spotless Mind
Original Soundtrack
Eternal Sunshine of the Spotless Mindこちらは『エターナル・サンシャイン』のサウンドトラック(サントラ)の輸入盤です。リンク先で試聴できますのでどうぞお聞きください。

エターナル・サンシャイン サウンドトラック(サントラ)
エターナル・サンシャイン  サウンドトラックこちらは『エターナル・サンシャイン』のサウンドトラック(サントラ)の国内盤です。『エターナル・サンシャイン』公式サイトのBGM1に使われている曲 Eternal Flame が収録されています。輸入盤には収録されていないので Eternal Flame も聴きたい人はこちらがいいでしょう。

エターナル・サンシャイン DVD
エターナル・サンシャイン  DVD


springsnow.jpg今日の広島は寒かったですね。朝、外を見ると車に少し雪がつもっていて驚きました。春分の日を過ぎたというのにこの寒さ。春はまだですか?

『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』公式サイト
『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』を上映している映画館は?

Beyond the Sea ストーリー
7歳の少年ボビーはリウマチ熱にかかり心臓を傷めてしまい、15歳までしか生きられないと医者は言う。しかし音楽に目覚めた青年となったボビー(ケヴィン・スペイシー)はニューヨークで音楽活動を始める。次々とヒット曲を出したボビーは1960年のイタリア、映画のロケの現場で16歳の女優サンドラ・ディー(ケイト・ボスワース)と出会う。

レビュー
音楽、俳優、司会と多方面に渡り活躍し37歳で夭逝したボビー・ダーリン。ボビー・ダーリンをずっと慕ってきたケヴィン・スペイシーは2000年にボビー・ダーリンの物語の映画化権を獲得した。そして、主演・監督・脚本・製作の4役をケヴィンは担当してこの映画を製作した。ちなみに『ビヨンド the シー』はボビー・ダーリンの曲の一つである。

この作品全体を通じてボビーが歌う曲はボビー役のケヴィン・スペイシーが自ら歌っている。ケヴィン自ら歌って踊ってボビーになりきるために4年間を費やしたとその演技はまさにボビー・ダーリンのようであるという。ボビー.ダーリンそのものを知らなくてもいろいろな曲やダンスを鑑賞でき、当時のエンタテイメントの世界の雰囲気を感じることができる。

ボビー・ダーリン本人の映像も作品に入れてあればさらに面白かったと思う。ボビー・ダーリンを知らない人にとって、そうすることで作品の膨らみは増すのではないだろうか。そしてケヴィン・スペイシーのこの作品は世界にボビーを思い出させるのに十分過ぎるだろう。(2005年3月15日サロンシネマで鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
この作品に出ずっぱりのケヴィン・スペイシーが演じるボビーは年齢的にはとても無理があるけれど、ケヴィンのボビーへの熱い想いがあればこそ成り立つ映画なのだからそこには少々目をつぶることにしておいた。

サンドラ・ディーを演じるケイト・ボスワースは『ブルー・クラッシュ』で見たときとは別人のセレブリティな美しさだった。でも『ブルー・クラッシュ』でサーフィンをしていたワイルドなケイト・ボスワースもとてもよかったなあと思う。

それにしてもボビー・ダーリン出生の秘密には驚いてしまった。実の姉と思っていた人が、ある日、実は母だったということになれば開いた口がふさがらないし、今まで慕っていた母が実は祖母だったらもう当事者のアイデンティティが崩壊してもおかしくはない。サザエさんに例えればカツオの姉さんが実はママみたいなものである。話がそれるが、私は幼いころカツオのママはサザエさんだと思っていたし、フネがおばあちゃんだと思っていた。そんなふうに思っていた人は他にもいませんか?

私の勘違いをもう一つ。映画『ネバーランド』に出ていた少年ピーター役の子が少年ボビー役で出ていると思ったら違っていた。ちょっと似てるような気がしたもので……。

こちらビヨンド the シー 夢見るように歌えば@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

原題:Beyond the Sea
監督:ケヴィン・スペイシー
脚本:ケヴィン・スペイシー、ルイス・コリック
出演:ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジョン・グッドマン、ボブ・ホスキンス、ブレンダ・ブレシン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ/ドイツ/イギリス
上映時間:118分


映画『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』のサウンドトラックのご案内

Beyond the Sea (Original Soundtrack)
Beyond the Sea (Original Soundtrack)映画『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』の
サウンドトラックです。こちらは輸入盤CDになります。

ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば サウンドトラック(サントラ)
ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば映画『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』のサウンドトラックです。
こちらは国内盤です。ケヴィン・スペイシーがボビー・ダーリンの曲を熱唱。

『ロング・エンゲージメント』公式サイト
『ロング・エンゲージメント』を上映している映画館は?

A Very Long Engagement (Original Motion Picture Soundtrack)重要―映画を観る前に
日本人には覚えにくいフランス人名がいくつも登場するので、『ロング・エンゲージメント』公式サイトでキャストについて何度か目に通しておこう。特に、塹壕―ビンゴ・クレピュスキュルを歩く5人の兵士の名前や徴兵前の職業などは覚えておくといいだろう。

ストーリー
1917年1月6日、第一次世界大戦中のフランス。ビンゴ・クレスピュキュルと呼ばれるドイツ軍との最前線にある塹壕を5人の兵士が連行されていく。5人は自身を傷つけた罪により軍法会議で死刑宣告を受けていた。その5人の中にはマチルド(オドレイ・トトゥ)の婚約者マネク(ギャスパー・ウリエル)がいた。そしてその5人はドイツ軍とフランス軍の中間地帯へ置き去りにされてしまう。やがて戦争も終わりマネクの無事を信じるマチルドはマネクを捜し始める。

レビュー
戦争で人は多くのものを失うけれど、マチルドは愛する婚約者を戦争に奪われてしまう。婚約したままマネクと結婚できないマチルドはまさに『ロング・エンゲージメント』(長い婚約期間)のまっただなかにあった。

ジャン=ピエール・ジュネ監督のこの作品では戦場の生々しい画面がしっかりと描かれている。また、戦争の描写とは対照的にのどかでおだやかでの美しい風景の数々が本当に印象的である。風景描写の美しさは逸品であり、戦争の無意味さが言葉で説明することなく伝わってくる。

それにしてもマチルダのマネクを想う気持ちの強さは素晴らしい。その気持ちの強さがあったからこそ超然的な力まで呼ぶことができ、マチルダ自身の力以上のことを成し遂げられるようになる。

第一次世界大戦により傷ついた時代の中で懸命に生きる人々やマネクを捜すマチルダを見ると人生や愛について深く考えないわけにはいかなかった。覚えづらい多くの人名が映画の理解を妨げてしまう難点は否定できない。(2005年3月10日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
正直に言うと登場人物が多くて人間関係を捉えることができなかった。一度観ただけでは完全に理解はできないのではないだろうか。謎解き解釈が十分にできなかったぶん置いてきぼりをくらったような気持ちになった。

戦争の描写はそれなりに生々しいのでしっかりと重い気分にさせられた。そんな戦場ではあるけれど、調達の鬼、セレスタン・プーが用意する食料が美味しそうに見えたのは気のせいだろうか。フランス人は戦場でもメシにはこだわる様子が垣間見られた。

売春婦役で出演していたマリオン・コティヤールも印象的な役柄だった。あの毅然とした態度はどこから出てくるのだろう。マリオン・コティヤールは最近では『世界でいちばん不運で幸せな私』や『ビッグ・フィッシュ』で出演していたけれど、このところは少しミステリアスな役柄ばかりのようだ。

結局、最後はマチルドはなんとかマネクと再会を果たす。でも、記憶を失ったマネクにとってはマチルドは再会の女性ではなく初めて出会う女性となってしまうところが切ない。でも、きっと明日はあると思える終わり方だったのでいい余韻を残して劇場を出ることができた。

こちらロング・エンゲージメント@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

原題:Un long dimanche de fiançailles
英題:A Very Long Engagement
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
製作総指揮:ビル・ガーバー、ジャン=ルイ・モンチュー
原作:セバスチャン・ジャプリゾ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル、ジャン=ピエール・ベッケル、ドミニク・ベテンフェルド、クロヴィス・コルニヤック
製作:2004年、フランス
上映時間:134分


映画『ロング・エンゲージメント』のサウンドトラックや本のご案内

A Very Long Engagement (Original Motion Picture Soundtrack)
A Very Long Engagement (Original Motion Picture Soundtrack)こちらは映画『ロング・エンゲージメント』
の輸入盤サントラです。リンク先で試聴可。

ロング・エンゲージメント サントラ
ロング・エンゲージメント  サントラこちらは映画『ロング・エンゲージメント』の国内盤
サウンドトラック(サントラ)です。

長い日曜日 原作本
長い日曜日こちらは映画『ロング・エンゲージメント』
の原作本です。

『ローレライ』公式サイト
『ローレライ』を上映している映画館は?

ストーリー
昭和20年(西暦1945年)の8月、既に焦土と化していた日本であったが世界で初めて広島に原子爆弾がアメリカにより投下された。海軍の朝倉大佐(堤真一)は現場を長く離れていた絹見少佐(役所広司)を伊507の艦長に任命した。伊507はドイツ軍より手に入れた潜水艦であり、その潜水艦には「ローレライ」と呼ばれる特殊な敵艦探知システムが搭載されていた。

レビュー
役所広司、妻夫木聡、柳葉敏郎といった知名度の高い俳優陣がずらりと揃えられ、その豪華さは野球で言えばまるでジャイアンツみたいなものだろう。その出演者それぞれが目に付き過ぎるがゆえに映画の世界に入り込みにくいような気がした。

豪華な面々とは対照的にコンピュータグラフィックのチープさは否めない。安っぽいその画像が一度だけならまだしも、何度も何度も使われるとさすがにアラが目について仕方がなかった。やはりこの映画に欠如しているのはなんといっても現実性であり、どうも嘘っぽいうわべだけのリアリティしか見られない。戦争ごっこのような演技に我慢ならない思いがした。

この映画の見どころは米国の作戦を阻止し日本を守ろうとする男たちのドラマであるとある程度思われる。現実感の乏しい中、どれだけその世界へ入り込めるかがこの映画を楽しめるかそうでないかのポイントだろう。

追記(注意:ネタバレあります。)
俳優は豪華キャスティングで、どう考えても観客動員のことを重視しすぎである。それとは対照的な子供だましの画面。もしかしたら俳優陣を引き立てるためなのかもしれないがどうもいただけない。

映画の製作側はリアリティの追及よりもかっこいいことを狙って製作したそうだが、私にはかっこいいというよりも滑稽に見えた。戦争はもっと悲惨で鬼気迫るものと思うがまったくそんな気配は画面には漂っていなくて、残念の一言に尽きる。

それにしても秘密兵器「ローレライ」には驚いた。映画の中でその仕組みについて触れてはいたけれど、それでもいったいどんな仕組みなのだろうと思ってしまう。その兵器の一部となっている少女パウラ(香椎由宇)の背景なども個人的にはもう少し知りたかったかな。評判の原作小説『終戦のローレライ』にはいろいろと詳しく描かれているかもしれない。

こちらローレライ@映画生活にも『ローレライ』のレビュー・批評・感想があります。

監督:樋口真嗣
製作総指揮:島谷能成、関一由、千草宗一郎、大月俊倫
原作:福井晴敏
脚本:鈴木智
音楽:佐藤直紀
出演:役所広司、妻夫木聡、柳葉敏郎、香椎由宇、石黒賢
製作:2005年、日本
上映時間:128分


映画『ローレライ』に関連する本やサウンドトラック、DVDなどのご案内

映画『ローレライ』の関連書籍はこちらです
いろいろな関連本があります。映画よりも深く
『ローレライ』の世界が堪能できます。

ローレライ オリジナル・サウンドトラック
ヘイリーが歌う「モーツァルトの子守歌」も収録
されています。

モーツァルトの子守歌
これは、映画『ローレライ』の中で香椎由宇が口パク
していた曲です。実際はヘイリーが歌っています。

ローレライ DVD
映画『ローレライ』のDVDの発売は未定です。
リンク先より発売お知らせメールを受取ることもできます。

『ミスティック・リバー』公式サイト
『ミスティック・リバー』を上映している映画館は?

Mystic River (Original Motion Picture Soundtrack) ストーリー
ジミー、ショーン、デイブの少年三人はふざけて歩道の硬化していないコンクリートに名前を引っ掻いて刻んだ。ジミー、ショーンのあとデイブが名前を書いていたその時警察と名乗る男二人が少年たちの前に現れた。その一人の男は三人のいたずらを責め、デイブだけを車に乗せ連れ去った。デイブは監禁されて虐待を受けてしまう。それから25年後大人になったジミー(ショーン・ペン)の娘ケイティー(エミー・ロッサム)が殺害される事件が起こった。その事件が娘を事件で失ったジミー、刑事となったショーン(ケヴィン・ベーコン)そして慎ましく暮らしていたデイブ(ティム・ロビンス)を引き合せる。

レビュー
一つの殺人事件をめぐり幼なじみだった三人が再び出会う。小さな商店を営むジミーは娘を殺され、刑事であるショーンはその事件の捜査に当たる。そして野球少年のパパであるデイブはジミーの娘が殺される前に彼女を目撃していたのだが……。

殺された娘の犯人をを自ら捜査しようとするジミーの気迫、物事をしっかりと言えないデイブの回復困難な傷つきぶり、ショーンの淡白な捜査などが絶妙なバランスで描かれている。多くの登場人物に垣間見られるわれわれ人間の持つ愚かさ、心の弱さ、苦悩などに胸を締め付けられる。

悲惨な物語であり、不条理な運命だけがただそこにはある。その不条理な運命が確かに存在していることを知れと言わんばかりの映画であるかもしれない。この世の所業がいかにして起こるかをわかりやすく見せているともいえる作品である。(2005年3月6日サロンシネマで鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)

映画専門各誌で絶賛のこの作品。たまたま、最近サロンシネマで上映されていたので観ることにした。見終わった後の気持ちとしては、ただただ重い。金や銀のような重さではなく、プルトニウムやウラニウムのような重さだった。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に勝るとも劣らない重さだった。

その重さから何を感じるかは人それぞれかもしれないけれど、この映画は明らかな政治批判であるとHappy?おちゃのま*しねまのルー@Happy?さんの記事に書いてある。言われてみればその通りだと思った。正義を振りかざし国際的な足並みなど考えないアメリカ、結局は何もできないとされる国連、濡れ衣を着せられるイラクはそれぞれがジミー、ショーン、デイブに相当するのだろう。

しかし、この映画の国連の象徴であるショーンはなんとか真犯人は見つけたけど遅すぎた。デイブはミスティック・リバーの底へと沈められた。アメリカがイラクを掃討してしまったのである。

それにしてもデイブの人生は悲惨だ。少年時代、デイブはコンクリートに名前を刻みたくもないのに刻んだために変態的な人物に連れ去られてしまう。しかも名前は"DA"としか書けていなかったところが悲しい運命を象徴している。あの時"DAVE"と書けていたら運命は変わっていたかもしれない。

なんとか心的外傷を自己処理しつつ、大人となってもデイブだが、彼の脳裏にはかつての事件がよみがえる。殺人事件が起こり、当事者でもないのにデイブは知らぬ間に犯人にまで見事に仕立て上げられる。(これこそまるで大量破壊兵器を持っていないのに持っているといわれ続けたイラクとまさに同じ。)

最後の街のパレードのシーンの華やかさの裏に見え隠れする人物の様子は見事に不快な気持ちにさせてくれる。そして、実はこの映画は何か不条理な目にあったとき自分を守るための教材かもしれないと私は考えている。

こちらミスティック・リバー@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

ミスティック・リバー関連商品はこちらから

原題:Mystic River
監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:ブルース・バーマン
原作:デニス・ルヘイン
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
音楽:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン
製作:2003年、アメリカ
上映時間:138分

『ボーン・スプレマシー』公式サイト
『ボーン・スプレマシー』を上映している映画館は?

ストーリー
人目を避けるためインドのゴアでジェイソン(マット・デイモン)はマリー(フランカ・ポテンテ)と共に過ごしていた。ジェイソンはまだ記憶が戻らずかつての記憶の断片がジェイソン自身を苦しめていた。そしてある日、ジェイソンは雑踏の中にいる旅行者然とした男(カール・アーバン)が自分自身を狙っていることを察知し車にマリーを乗せて逃げる。

レビュー
記憶を亡くしたCIAの工作員ジェイソン・ボーンが記憶の断片に苛まれながらも新たにその記憶をたどる。ジェイソンは記憶に導かれながらゴアからナポリ、ベルリンやモスクワへと世界各地を移動する。ナポリへ上陸したジェイソンは記憶をたどるだけでなくCIAの嫌疑を解かなくてはならない事態に陥っていた。ジェイソンは固く結ばれた紐のような状況を慎重に手際よく解決していく。

CIAがジェイソンを追いかけても捕まらないが、時にCIAの非常に近くまでジェイソンはやって来る。そのようなジェイソンの行動はなかなか面白い。特に初めてジェイソンが暗殺をしたホテルにチェックインした時の場面はそのように思わせる。

CIAの工作員だったジェイソン・ボーンを演じるマット・デイモンの演技は今回もスマートで切れのいいアクションを見せてくれる。そしてモスクワでのカーチェイスの場面は特に見逃せない場面の一つ。

今回の作品でジェイソンの記憶のかなりの部分は回復するもののまだすべては取り戻せないようだ。最後にはジェイソンの個人情報の一部が明らかとなり次回作へ続く気配を漂わせていた。(2005年3月5日ワーナー・マイカル広島で鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
かつての自分がやってしまった暗殺に罪の意識を感じたりするところが冷徹普通の工作員とは違う。元々暗殺を遂行する工作員には向いていなかったようだ。ジェイソンはわざわざ暗殺した人物の娘の家まで行きかつての暗殺の真相を告げる。そうすることによってジェイソンはその娘の母親に着せた濡れ衣を自らの手で晴らす。人に着せられた濡れ衣を晴らすだけでなく人に着せた濡れ衣を自分で晴らそうとするジェイソンの行動が実に悩ましかった。

ところでジェイソンの本名は何だったのか忘れてしまった。トリビアなことかもしれないけれど気になっているので、覚えている方がいらっしゃたらコメント欄にでも情報提供があると嬉しいです。

こちらボーン・スプレマシー@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

原題:The Bourne Supremacy
監督:ポール・グリーングラス
製作総指揮:マット・ジャクソン、ダグ・リーマン、ヘンリー・モリソン、ティエリー・ポトク、ジェフリー・M・ワイナー
原作:ロバート・ラドラム
脚本:トニー・ギルロイ、ブライアン・ヘルゲランド
音楽:ジョン・パウエル
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、ジョーン・アレン、ブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズ
製作:2004年、アメリカ
上映時間:108分

映画『ボーン・スプレマシー』に関連したDVDやサウンドトラックのご案内

ボーン・スプレマシー DVD
ボーン・スプレマシー DVD
by G-Tools

オリジナル・サウンドトラック「ボーン・スプレマシー」
ジョン・パウエル サントラ
オリジナル・サウンドトラック「ボーン・スプレマシー」
by G-Tools

The Bourne Supremacy (Original Motion Picture Soundtrack)
Michael O'Donovan Richard Hall John Powell Pete Anthony
The Bourne Supremacy (Original Motion Picture Soundtrack)
リンク先で一部試聴できます。
by G-Tools

原題:The Bourne Identity
監督:ダグ・リーマン
製作総指揮:ロバート・ラドラム、フランク・マーシャル
原作:ロバート・ラドラム
脚本:トニー・ギルロイ、ウィリアム・ブレイク・ヘロン
音楽:ジョン・パウエル
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー、クライヴ・オーウェン、ブライアン・コックス
製作年度:2002年、アメリカ
上映時間:119分
映画『ボーン・アイデンティティー』公式サイト

ストーリー
嵐の夜、マルセイユ沖で漁船の乗組員が海上に浮かぶ人影を発見した。乗組員は男を海上から引き上げる。乗組員の一人は男の体の皮膚から銃弾やマイクロカプセルをほじくり出した。そのカプセルにはチューリヒ相互銀行のの口座情報があった。一命をとりとめた男は自分自身が何者なのかさっぱりわからなかった。男は唯一の手がかりであるスイスのチューリヒ相互銀行へ向かう。男は貸し金庫の中の自分にある所有物を確認する。そこには拳銃や数カ国の紙幣、何カ国ものパスポートが入っていた。アメリカのパスポートにはジェイソン・ボーンと名前が書かれていた。

レビュー
記憶を喪失した男が自分自身の手で手がかりを見つけて自分を取り戻していく。自分が何者かわからない男が少しずつアイデンティティを取り戻していく。自分自身が何者かがわからない不安や焦りといった感情が映画を目にしている観客に直に伝わってくる。

ジェイソン・ボーンはCIAや地元警察の手から見事に逃れていく展開が素晴らしい。ある時は頭脳を駆使し、またある時は卓越した身体能力を生かしあらゆる困難を冷静な状況判断を行いくぐり抜けて行く。しっかりと作られたアクションシーンも見応えありだ。人材を不要と判断した時の諜報活動組織の仕打ちのひどさも印象的。

『レインメーカー』や『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』に出演していた時のマット・デイモンの印象が私には強かったが、アクションシーンたっぷりのマット・デイモンの演技には実に驚かされた。またおなじみの頭脳明晰なキャラクターも健在だ。(2005年3月5日自宅でDVD鑑賞)

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映画『ボーン・アイデンティティー』のDVD、サウンドトラックのご紹介

ボーン・アイデンティティー スペシャル・エディション DVD
マット・デイモン
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「ボーン・アイデンティティー」 オリジナル・サウンドトラック
サントラ
「ボーン・アイデンティティー」 オリジナル・サウンドトラック
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原題:WALKABOUT
監督:ニコラス・ローグ
製作総指揮:マックス・L・ラーブ
原作:ジェームズ・ヴァンス・マーシャル
脚本:エドワード・ボンド
音楽:ジョン・バリー
出演:ジェニー・アガター、リュシアン・ジョン、デヴィッド・ガルピリル、ジョン・メイロン、ロバート・マクダーラ
製作:1971年、イギリス
上映時間:96分
『WALKABOUT 美しき冒険旅行』公式サイト
『WALKABOUT 美しき冒険旅行』を上映している映画館は?

ストーリー
父(ジョン・メイロン)、娘(ジェニー・アガター)、息子(リュシアン・ジョン)の三人はオーストラリアの砂漠をドライブしていた。父親は自動車の運転を止め、幼い息子は外で走りまわり、娘はランチの準備をしていた。ところがなぜか父親は突然娘と息子に銃を向けて発砲する。二人は物陰に隠れ難を逃れたが、そこで娘は父親の焼身自殺の光景を目の当たりにする。途方に暮れた娘は弟を連れて帰り道を探そうと砂漠をさまよう。数日間さまよい続けた姉弟はある日放浪中のアボリジニ少年(デヴィッド・ガルピリル)と出会う。

レビュー
題名の walkabout という語は放浪生活とか歩き回ることといった意味だ。突然父親を亡くしたため姉弟に余儀なくされた放浪とアボリジニ少年の放浪。二つの放浪が並行して一つの放浪となっていく。

アボリジニ少年と出会うまでの姉弟の放浪はとても過酷なものだった。精悍でたくましいアボリジニ少年と出会ってからの放浪のほうが美しき冒険旅行と呼ぶにふさわしいかもしれない。

英語を知らないアボリジニと英語しか話さない姉弟との奇妙なパーティーが編成され共に旅をする。アボリジニ少年に"You must understand English."(あなた英語わかるでしょ。)と言う姉。英語圏の世界しかおそらく知らないであろうその少女にとって英語を知らない異人種との出会いは意外なものだったのだろう。それから二人はお互いに意識していく。

手を伸ばせばそこにオーストラリアの大地があると思わせるほどその画面は圧倒的な野趣に満ちていた。その大自然の中で原始的な生活様式のアボリジニとオーストラリア随一の都会、シドニーからやって来た姉弟の三人が共に生活をする。次第にたくましさが見られるように変わっていく姉弟に驚かずにはいられない。そして、姉が一糸まとわぬ姿で水浴びするシーンの開放的な美しさに息をのむだろう。(2005年2月27日サロンシネマで鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
この映画は予告編を見ていた時から、おどろおどろしい音楽と大自然にあふれた映像が非常に印象的で気になっていた。

しかし、現代文明の破滅の暗示か何かわからないけれどいきなり父親が焼身自殺をしてしまう。娘と息子の放浪旅行の原因としてはとんでもないものだった。父親の衝撃的な死を目にした少女は取り乱したりせず意外にも毅然と行動していたので、それはなかなかすごいなあと思った。

精悍なアボリジニ少年の姿が眩しいほど輝いて見える。原始的な生活からかけ離れてしまった私が絶対持つことのない美しさにあふれていた。それに対して制服姿で砂漠や荒野を歩く白人姉弟は少し奇妙に見えた。姉弟から都会的な要素が薄くなれば薄くなるほど美しく見えた。池の中をハダカで泳ぐ少女の姿はその極めつけなものだろう。

アボリジニ少年のダンスを多分求愛行動と理解していたけれど少女はそれを受け入れなかった。夜通しダンスをした純情なアボリジニ少年は自ら命を絶ってしまったが、それはとても衝撃的だった。最後のシーンで少女はかつての放浪を思い出す場面がある。あの時あの生活に賭けていればどうなっていただろう……。

こちらWALKABOUT 美しき冒険旅行@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。


『WALKABOUT 美しき冒険旅行』のDVDなどのご案内

WALKABOUT 美しき冒険旅行 DVD-BOX
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劇場パンフレットとポストカード2枚付のDVD-BOXセットです。

WALKABOUT 美しき冒険旅行 DVD
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Walkabout―美しき冒険旅行
ジェームズ・ヴァンス マーシャル James Vance Marshall 斉藤 伯好
Walkabout―美しき冒険旅行
映画の原作本です。
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Walkabout (1971 Film)
Original Film Score
Walkabout (1971 Film)
映画のサウンドトラックです。
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私ごとですが、このたび Yahoo! のカテゴリに登録されました。

私の妻、りんが数日前に Yahoo! にカテゴリ登録の申請をしたのは知っていましたが、まさか登録されるとは思っていませんでした。

時々アクセス解析を見ても Yahooサーファーの痕跡は無かった。まあ今回は無理だったんだろう、一回目だしと思っていました。しかし、アクセス解析にsurf00.yahoo.co.jp:8081/surf/submissions/registration/judgement.cgiを見つけた時はもしかしたら登録されるのではと思いました。registration や judgement の単語がそれを匂わせましたから。

そして、今日の朝、彼女がメールをチェックすると yahoo! から登録のお知らせのメールが届いていました。登録されてもされなくてもどっちでもいいよなどと思っていましたが、やはり登録されると気持ちいいものです。彼女もこの登録を非常に喜んでくれました。

私が Yahoo! に登録されたのは、このサイトをみなさんに見ていただいたおかげだと私は考えています。それから、妻の推薦文が良かったのかもしれません。ちなみに私のサイト EVERSMILE は、 Yahoo!カテゴリ>映画>評論・レビューに登録されました。

Yahoo! がGoogleの検索システムを採用しなくなってからだいぶ経ちました。そのためかどうかわかりませんが現在私のサイトに Yahoo! からのアクセスは一日あたり2、3アクセスほどでした。この登録を機に Yahoo! からのアクセスが増えることを期待しています。EVERSMILEのご愛覧のみなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。

監督:新海誠
原作:新海誠
脚本:新海誠
音楽:天門
声の出演:吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦
製作:2004年、日本
上映時間:91分
『雲のむこう、約束の場所』公式サイト
『雲のむこう、約束の場所』を上映している映画館は?

ストーリー
日本は戦争により南北に分断され、北海道はユニオンの占領下にあった。ユニオン領の北海道には途方もなく高く巨大な塔がそびえていた。米軍統治下の青森に住むヒロキ=藤沢浩紀(吉岡秀隆)とタクヤ=白川拓也(萩原聖人)はその国境のむこうにある塔まで自作の小型飛行機でたどり着くことを夢見ていた。ところがある日そんな二人を応援していた同級生のサユリ=沢渡佐由理(南里侑香)は突然転校し姿を消してしまう。

レビュー
このアニメーション映画は前作『ほしのこえ』でデビューした新海誠監督が前回同様に原作・脚本・監督・撮影・美術を手がけたという。前作『ほしのこえ』を私は観たことがないけれど、国内外で高い評価を得たという。

北海道が異国となってしまっている設定はなかなか面白いと思った。その北海道はどんなふうになっているのだろうかと想像力をかきたてられた。北海道の景色として塔の周囲だけしか映画では描かれていなかったけれど、個人的には北海道の人の暮らしぶりも作品に入れてくれたらもっと面白いと思う。

冒頭の国語の授業風景が印象的なこの映画は巷で言われている通り確かに詩的な雰囲気に溢れている。私自身の遠い昔の学校風景までもが懐かしく美しいものに思えてきた。また、あのヴァイオリンの音色がなぜか懐かしい気持ちにさせてくれる。

あの雲のむこうの塔はまさに憧れの象徴である。漠然と塔に憧れていたヒロキはいつしかサユリにも憧れを抱く。謎のナルコレプシーとなってしまったサユリを救おうとするヒロキの純粋な想いがみどころ。(2005年2月27日サロンシネマで鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
広島ではかなり遅れて上映されたにもかかわらず、今回新海誠監督の舞台挨拶が上映終了後にあった。そのためいつもはすいていることが多いサロンシネマが超満員だった。立ち見の人までいた。私は初めての2階席で鑑賞した。

なんだか難解そうな物理理論を並べて立てているところがいかにもティーンエイジ受けしそうだった。それから、文字を読んでいるのにすぐに次の画面に切り替わる場面が多かったような気がする。ラストはヒロキが塔に到達した時サユリが覚醒した。終わりとしてあれでよかったのだろうけれど、平行世界(漢字はこれでいいのでしょうか?)に飲み込まれたあの世界はどんな世界か気になるなあ。

あの巨塔は東京からも見えるトンデモナイしろもの。きっと、空想科学研究所の柳田理科雄さんの登場の場面だ。あの塔の高さは何キロメートルなのか、またその高さの建造物を造るには土地の広さが最低何平方キロメートル必要なのかという疑問に答えてくれるに違いない。(バカなこといってすみません。)

幸運にも監督と美術の丹治匠さんの舞台挨拶ではいろいろと作品にまつわるお話を直に聞くことができた。印象に残っていることは、「冬のソナタ」のヨン様吹き替えネタ。ペ・ヨンジュンの吹き替えの前から萩原聖人は『雲のむこう、約束の場所』の声優をやっていたことを熱心にお話してくれた。

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映画『雲のむこう、約束の場所』のDVDやサントラ、書籍のご案内

雲のむこう、約束の場所 DVD
アニメ:雲のむこう、約束の場所
雲のむこう、約束の場所
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雲のむこう、約束の場所 オリジナル・サウンドトラック(サントラ)
サウンドトラック
雲のむこう、約束の場所 オリジナル・サウンドトラック
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「雲のむこう、約束の場所」complete book
新海 誠
「雲のむこう、約束の場所」complete book
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雲のむこう、約束の場所 新海誠2002-2004
雲のむこう、約束の場所 新海誠2002-2004
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原題:Super Size Me
監督:モーガン・スパーロック
製作総指揮:J・R・モーリー、ヘザー・M・ウィンターズ
脚本:モーガン・スパーロック
出演:モーガン・スパーロック
製作年度:2004年、アメリカ
上映時間:98分
『スーパーサイズ・ミー』公式サイト
『スーパーサイズ・ミー』を上映している映画館は?
『スーパーサイズ・ミー』モーガン・スパーロック監督独占インタビュー

ストーリ
アメリカで肥満症の女性2人がその原因をあるファーストフード店のハンバーガーのせいだと訴訟を起こしたニュースを知ったモーガン・スパーロック。彼自ら被験者となり一日三食マクドナルドのメニューだけで1カ月過ごし身体にどのような変化が起こるか検証する。検証と並行しながらアメリカ国民の食生活の実態を伝える。

レビュー
この映画ではモーガン・スパーロック監督自ら実験台となり、一日三食をマクドナルドのメニューだけで一カ月間過ごした記録である。マクドナルドだけで一カ月間過ごした実験のことがことさら大きく取り上げられる傾向にある本作品だが、たしかにそのカラダを張った実験はよくそこまでやるなと感心してしまう。しかし、実験と並行して流れるアメリカ国民のファーストフードにまつわる食生活の実態ドキュメンタリーはさらに驚くべきものだ。

アメリカの学校給食の実態、ファーストフード業界の圧倒的な宣伝力などによってアメリカに肥満症が多いという事実が裏付けされていく。こういった事実を目の当たりにすると改めてファーストフードメニューに偏った食生活がいかに有害なものかわかる。

もちろんあの監督のように極端なファーストフードの食べ方はしないと言う声も確かにあると思う。でもその体を張った実験のおかげでその映画のパブリシティは高まったし一見の価値はあると思う。より多くの人にしっかりと食生活を考えてくれよという監督のマジメなメッセージが私には伝わってくる。映画で流れる軽快な音楽とは裏腹に、深刻な肥満症の背景にある病理の一端が描かれている。(2005年2月26日シネツイン1で鑑賞)

追記(注意:ネタバレあります。)
あの映画を観て私はあの学校給食だけは勘弁してくれと思った。きっと3日で学校を休んでしまうだろう。どうですかみなさん?あの学校給食はちょっと堪えられないですよね。

また、食事のほとんどをビッグマックで済ますという風変わりな食生活を送る男性が登場した。でも、意外と太っていなかった。も太りにくい体質なのでしょう。

あとチキンナゲットは絶対食べたくないなと思ってしまった(長年食べた記憶はないけど)。チキンナゲットのお肉って一体どこの部分なんだろう?

監督の彼女の協力もあり 、監督自身は体重は何とか元に戻せたようだけど、以前より太りやすくなってしまったとか。いろいろな生化学データもきちんと戻ってるのだろうか。ハンバーガーで痛風になってはたまらない。アメリカ人はなんでもビッグサイズがお好み。監督のせめてスーパーサイズは止めないかという控えめなメッセージはアメリカ国民に届くだろうか。

こちらスーパーサイズ・ミー@映画生活にも『スーパーサイズ・ミー』のレビュー・批評・感想があります。


映画『スーパーサイズ・ミー』のDVDやサントラのご案内

スーパーサイズ・ミー DVD
スーパーサイズ・ミー現在『スーパーサイズ・ミー』のDVDの発売は未定です。リンク先のamazonから発売日のお知らせメールを受け取ることもできます。
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スーパーサイズ・ミー オリジナルサウンドトラック(サントラ)
スーパーサイズ・ミー オリジナルサウンドトラック(サントラ)♪スーパサーイズ、スーパサーイズ♪が入っているサウンドトラックです。
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Super Size Me
Original Soundtrack
Super Size Me Original Soundtrackこちらは輸入盤のスーパーサイズ・ミー オリジナルサウンドトラック(サントラ)になります。リンク先でちょっとばかり試聴ができます。
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