EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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『甘い人生』公式サイト
『甘い人生』を上映している映画館は?
『甘い人生』イ・ビョンホン独占インタビュー - FLiXムービーサイト

「甘い人生」 ~イ・ビョンホンの代表作になるまで~ 『甘い人生』はフィルム・ノワール的要素に満ちた作品で、イ・ビョンホン主演の本格的アクション映画。イ・ビョンホンの壮絶な生き様がこの作品『甘い人生』の見どころでしょう。イ・ビョンホン来日時のインタビューで、試写会で9割が女性の観客だったことについて、「どうやら日本の男性は映画を愛してくれていないのかな(笑)」と言ったようですが、案の定、私が劇場へ『甘い人生』を観に行った公開初日、観客は確かに9割以上が女性。「日本の女性はイ・ビョンホンを愛し過ぎ!」ですね……。

7年かけてホテルの総マネージャーの地位を手に入れたソヌ(イ・ビョンホン)はホテルのカン社長(キム・ヨンチョル)に絶大な信頼を置かれる存在であった。カン社長は闇社会も支配する権力を持つ冷酷な男。上海へ出張に出かける間、カン社長はソヌに若い愛人、ヒス(シン・ミナ)の監視を命じた。

フィルム・ノワールのテイストが漂うこの作品。若い愛人の監視をきっかけに事態は急展開していきます。ソヌの運命は行き詰まり、悲愴感漂う展開になっていきます。観客はソヌの運命にただただ驚き圧倒されるばかり。流血シーンが多いので、イ・ビョンホン見たさで劇場に足を運んだ女性の中には鑑賞に堪えられなかった方もいるのではないのでしょうか。

このようなことを言うとジェンダーフリー推進派の方に怒られそうですが、この映画は男の観る映画だと思いました。多くを語れない、気持ちを表現できない男の辛さがよく表れています。動く心がこの映画のキーワードにもなっていますね。そして、アクションに目を向けるととても本格的でしっかりと構成されています。イ・ビョンホンが違和感を感じたという銃器を扱うシーンですが十分に迫力ありました。あれほどの破壊的なシーンは銃器なしではあり得なかったと思います。一人の男だけでなく何人もの男を地獄へ陥れていまったヒスがある意味とても恐ろしい。

これから映画のネタバレが少しあります。
カン社長とソヌの問答が一つの見どころでした。寡黙な男の目には見えない揺れ動く心が切ない。そして、社長の命令に背いたことで結果的には命を落としてしまうソヌ。ソヌは一度目の危機を見事に繰りぬけてしまいます。ジェイソン・ボーンならインドのゴアに行って静養するのですが、命知らずなソヌは銃器を手に入れカン社長を殺してしまうわけです。実に恐ろしいです。予想以上に壮絶な映画でした。最後のソヌの携帯電話は切なかったですね。そして280000ウォンの電気スタンドでヒスにソヌの想いが届いたことをただ祈るばかりです。しかし、なぜヒスの若い恋人を逃したことがバレたのかよくわかりません。ヒスの様子がおかしいと悟ったカン社長が問い詰めたのでしょうか。005年4月23日シネツイン2で鑑賞)

用語解説
フィルム・ノワール―虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画の総称である。(こちらフィルム・ノワール(Wikipedia)から引用)

ところで『甘い人生』という題名が印象的なくらい甘くない人生の映画だったので、『甘い人生』の日本語での題名と、原題の韓国語、英語題をそれぞれ訳したものを列挙してみました。
日本:甘い人生
英語:ほろ苦い人生
韓国:甘ったるい人生
それぞれ微妙に表現が違いますね。どの題もそれぞれ味があるなと思います。
ちなみに、原題である韓国題訳はKAOMEAブログ版-イ・ビョンホン最新作『甘い人生』より引用させていただきました。

甘い人生@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
blogランキングはこちらです。

原題:달콤한 인생
監督:キム・ジウン
脚本:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン、キム・ヨンチョル、シン・ミナ、キム・レハ、ファン・ジョンミン
製作年度:2005年
製作国;韓国
上映時間:120分

映画『甘い生活』のサウンドトラックやDVDのご案内

甘い人生 DVD
甘い人生  DVD
発売は未定です。リンク先のページから発売
お知らせメールの登録もできます。

甘い人生 サウンドトラックCD+DVD
サントラ
甘い人生 サウンドトラックCD+DVD
DVD付き国内盤オリジナルサウンドトラックが5月13日発売!フォトカード&ポスターなど豪華特典付き。DVDには、メイキングDVDにも収録されていない映像収録予定。

「甘い人生」 ~イ・ビョンホンの代表作になるまで~
キム・ジウン イ・ビョンホン キム・ヨンチョル シン・ミナ
「甘い人生」 ~イ・ビョンホンの代表作になるまで~
イ・ビョンホン迫真の演技が際立つ『甘い人生』のメイキングDVD。

甘い人生 ノベライズ本
キム・ジウン(脚本) 星野 卓也
甘い人生 ノベライズ本

「Korea Movie」コリア・ムービーVol.5

by G-Tools
イ・ビョンホン主演『甘い人生』の28ページ大特集、
イ・ビョンホン最新グラビア&インタビューなど掲載。

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『ホワイト・ライズ』公式サイト
『ホワイト・ライズ』を上映している映画館は?

ホワイト・ライズ 『ホワイト・ライズ』は白銀の冬景色のシカゴを舞台に繰り広げられるミステリアスなラブストーリー。『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネット、『トロイ』出演のダイアン・クルーガーやローズ・バーンが出演しています。また、この映画『ホワイト・ライズ』はフランス映画『アパートメント』をオリジナルにリメイクされた作品です。

ニューヨークで成功を収めたビジネスマンのマシュー(ジョシュ.ハートネット)は、ニューヨークから故郷のシカゴに戻っていた。マシューは結婚を控えた婚約者のレベッカ(ジェシカ・パレ)と共に、レストランで食事をしていた。そんな時、マシューは電話ボックスの前で2年前突然姿を消してしまった昔の恋人の姿を目撃する。かつての恋人リサ(ダイアン.クルーガー)の後ろ姿がそこにはあった。レストランの電話ボックスに残されたホテルのキーを手がかりにマシューはかつての恋人を追い求めるのだが……。

映画はミステリアスでスリリングな展開をみせてきます。元恋人のリサを追い求めるマシューは必死でリサを探すもののリサは現れず、リサと名乗る元恋人とは別の女(ローズ・バーン)が登場。その女はマシューを自分の物にしようとします。元恋人と同名のリサやマシューの友人ルーク(マシュー・リラード)を交えながらのかつての恋人をめぐる物語は予測不能な面白さにあふれています。さてマシューはリサに逢えるのでしょうかといった展開です。それから、映画にはいろいろな嘘が出てきますが、はじめは何が本当で何が嘘かわからなくて混乱しそうでした。

元恋人と同名のミステリアスなリサ、マシューのエキセントリックで憎めない友人ルーク、そして美しい元恋人リサとその恋人を追い求めるマシューの四人それぞれの恋の行方に胸を締め付けらそうな思いがします。また、オリジナルの『アパートメント』も観て比べてみたいと思いました。ロマンチックなだけでなくミステリアスでスリリングでどろどろとした恋愛映画を観てみたい人にはオススメかなと思います。

余談ですが、映画『ホワイト・ライズ』のもともとの題名は『Wicker Park(ウィッカー・パーク)』。シカゴの地名が原題のようですが、日本向けには名前がホワイト・ライズと変更されています。ホワイト・ライズはおそらくwhite liesということで罪の無い嘘とかたわいのない嘘といった意味ですね。でもこの映画『ホワイト・ライズ』に出てくる嘘をたわいの無いものと呼ぶにはちょっとひどいですね。ホワイトと雪景色からいいイメージにつながるので付けられた題名のような気がします。

ちょっとここからネタバレです。
最後はそれぞれに喜びあるいは悲しみとなる結末となりましたが、マシューの婚約者はかわいそうですね。中国出張もすっぽかし婚約者の兄の顔もつぶしたのできっとマシューはあの後クビになるか干されるような気がします。この映画のオリジナルが出来たころは携帯電話全盛の時代ではなかったので『ホワイト・ライズ』があり得たのでしょう。今のインフラ状況を背景にするとこの映画は成立しにくいでしょうね。(2005年4月22日サロンシネマで鑑賞)

ホワイト・ライズ@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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原題:Wicker Park
監督:ポール・マクギガン
脚本:ブランドン・ボイス
音楽:クリフ・マルティネス
出演:ジョシュ・ハートネット、ローズ・バーン、マシュー・リラード、ダイアン・クルーガー
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:116分

映画『ホワイト・ライズ』のサウンドトラックやDVD、書籍のご案内

ホワイト・ライズ DVD
ジョシュ・ハートネット ローズ・バーン マシュー・リラード
ホワイト・ライズ  DVD

ホワイト・ライズ ノベライズ
ブランドン・ボイス
ホワイト・ライズ

Wicker Park [Original Soundtrack]
Original Soundtrack
Wicker Park [Original Soundtrack]

ホワイト・ライズ サウンドトラック
サントラ
ホワイト・ライズ  サウンドトラック

『トニー滝谷』公式サイト
『トニー滝谷』を上映している映画館は?

『トニー滝谷』が東京で1月に公開されて遅れること約3カ月。ようやく広島でも公開されました。原作は村上春樹の短編小説『トニー滝谷』です。村上春樹の映画は過去に数本製作されています。私は『風の歌を聴け』の映画作品をビデオで観たことはあるのですが、その時、映画よりも小説の方がいいと感じました。そして、この『トニー滝谷』に対しても同じように思うかもしれないと思いつつも映画館へ足を運びました。

映画『トニー滝谷』ですが、果たしてこれは映画と言えるのでしょうか。ナレーションが多用されておりこれはもはや映画とは別の作品のような気がしました。ナレーションに頼らないと村上春樹の小説世界の再現は難しいという見方もあるかもしれませんが、それでも村上春樹の作品が持つ世界をナレーションに頼らない方法で構築して欲しかったですね。例えばトニー滝谷がなぜトニー滝谷と呼ばれるかについて明らかになる場面では、ほとんどナレーションで理由が説明され、映像表現は挿絵程度にしか使われていません。きちんとアメリカ兵がトニー滝谷の父にセリフ付きでトニーの名前を提案するシーンを見せる映画的なやり方で製作して欲しいと感じました。ナレーションを映画で用いるべきではないという意見がある中、あえてナレーションを用いたのには明確な理由があるのだろうと思います。これは実験的試みと言えるのかそれとも村上春樹小説風世界を構築するための妥協的方法と言えるのかちょっと判断しかねるところです。

坂本龍一のゆったりとした音楽と西島秀俊のナレーションの融合音波によって私は眠くなり、起きて鑑賞するのが難しい時がありました。音楽もナレーションもよくできていたと思います。宮沢りえの一人二役もきちんと演技できていましたし、イッセー尾形も長髪の大学時代を除いては何の問題も無く演じていたと思います。多少違う点はあるもののおおむね小説の静謐さを忠実に再現したような作品です。いわゆる村上春樹作品を象徴する喪失感も出ていました。でも、小説には存在するどうでもいいようなある種の細かい描写が失われていたような気がします。でも、映画として作品全体をとらえると満足いく映画ではなくちょっと戸惑わされる映画でした。よくよく考えると原作の小説自体それほどお気に入りの話しだったわけではないのが満足度が低い理由かもしれません。また、原作に無い最後のワンシーンはちょっと余計でしょうか。(2005年4月16日シネツイン2で鑑賞)

トニー滝谷@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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監督:市川準
原作:村上春樹
脚本:市川準
音楽:坂本龍一
出演:イッセー尾形、宮沢りえ、篠原孝文、四方堂亘
製作年度:2004年
製作国:日本
上映時間:75分

『ラブ・アクチュアリー』公式サイト
『ラブ・アクチュアリー』を上映している映画館は?

Love Actually 『ラブ・アクチュアリー』は、日本では昨年の2月公開された作品です。少し気になる作品ではあったのですが劇場では観ることなく一年ほど過ぎてしまいました。たまたまシートも入れ替えて間もないシネツイン2で再上映されていたので、800円を払い鑑賞しました。

いろんな人のいろんな愛の物語がぎっしり詰め込まれたお話しです。なんだかちょっと高めのチョコレート詰め合わせを味わうような感覚で映画を観たような気がします。いろんな人がいて、いろんな愛があって、結構ベタかもしれないけれど、もうそれははじめからほぼそう思わせる導入だったのですんなり作品を味わえました。チョコレートの一粒一粒に個性があって楽しめました。歌の上手な少女に恋をしている少年のお話が一番好きです。子どもには私は弱いのかもしれない。

群像劇は少し苦手でしたが、この映画はうまく作られていて観客を退屈にさせることなくリズム良く展開していきます。映画で使われている音楽もラブリーなものばかりです。いくつかのうまく行き過ぎる展開をみせるお話しに驚きますが、ちょっと疲れた時に観るときっと心が癒されますね。イギリス人ってアメリカであんなにモテるのでしょうか。
All you need is love, isn't it? (2005年4月16日シネツイン2で鑑賞)

ラブ・アクチュアリー@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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監督:リチャード・カーティス
脚本:リチャード・カーティス
音楽:クレイグ・アームストロング
出演:ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、コリン・ファース
製作年度:2003年
製作国:イギリス/アメリカ
上映時間:135分


映画『ラブ・アクチュアリー』のサウンドトラックやDVDなどのご案内

ラブ・アクチュアリー DVD
ラブ・アクチュアリー DVD

ラブ・アクチュアリー ギフト・スペシャル DVD
ヒュー・グラント リチャード・カーティス ヒュー・グラント エマ・トンプソン
ラブ・アクチュアリー ギフト・スペシャル DVD
同じDVDが二枚入っています。一枚はプレゼントに……。

「ラブ・アクチュアリー」サウンドトラック
サントラ ガールズ・アラウド シュガーベイブス ケリー・クラークソン
「ラブ・アクチュアリー」サウンドトラック

ラブ・アクチュアリー オリジナル・サウンドトラック [Limited Edition]
サントラ ガールズ・アラウド シュガーベイブス ケリー・クラークソン
ラブ・アクチュアリー オリジナル・サウンドトラック [Limited Edition]
少しお求め安い価格になっています。

Love Actually
Original Soundtrack
Love Actually Original Soundtrack

ラブ・アクチュアリー 書籍
DHC
ラブ・アクチュアリー
DHC完全字幕シリーズです。英語学習のお供に。

『阿修羅城の瞳』公式サイト
『阿修羅城の瞳』を上映している映画館は?

映画『阿修羅城の瞳』を観てきました。映画『阿修羅城の瞳』は、劇団☆新感線による舞台での『阿修羅城の瞳』をベースにして映画化された作品です。私は劇団☆新感線の舞台を一度も観たことがないのです。そういうわけでこれから書くことは基本的に映画だけのことを書いていきます。

文化文政の時代の江戸を舞台に物語は始まる。江戸の町には鬼の住む場所があり、鬼を討ち払う「鬼御門」という組織があった。「鬼御門」の病葉出門(市川染五郎)はスゴ腕を振るい鬼を退治していたが、あるできごとをきっかけに「鬼御門」を離れ、舞台役者として四世鶴屋南北(小日向文世)の一座へ入る。一座へ入り五年経ったころ、出門は謎の女、つばき(宮沢りえ)と出会う。

映画の印象はなんといったらいいんでしょう。ゲームにすると面白そうな映画だなあと思いました。鬼を切ると蛍光グリーンの体液が飛び散るんですよ。なんで蛍光グリーンなんでしょうね。ゲームにした時グリーンだと残酷な感じが少ないからかもしれません。鬼の体内にはおそらくグリーンスライムでも入っているんでしょう。様々なCGを活用しているせいもありゲームっぽさ満点です。「さあ、きみは阿修羅城にたどり着けるか」なんてね。

この作品の滅茶苦茶というか荒唐無稽なところもそれなりに楽しみながら眺めていました。つばきと出門の逢瀬も四世鶴屋南北の気分で眺めていました。でも映画としてみるとよくできているとは言い難い気がします。雑なCG、全般的にちぐはぐな演技、宮沢りえのゆっくりチャンバラなど気になったものは一杯あります。一番残念だったのは個人的につばきの変身を楽しみにしていたのにあまり大したものではなかったこと。つばきの変身まではまあまあ満足して観れたのですが、それ以降は満足できないものでしたね。切ないと思われるラストがあまり切なくなかったのも残念です。ゲームオーバーって感じでした。ゲーム的な雰囲気があると先ほど書きましたが、子供向け番組のヒーロー物のような雰囲気もありました。舞台はもっと面白いのかもしれないと思います。(2005年4月12日広島松竹東洋座/広島名画座で鑑賞。RCC試写会でした。)

阿修羅城の瞳@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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監督:滝田洋二郎
原作:中島かずき
脚本:戸田山雅司、川口晴
音楽:菅野よう子
出演:市川染五郎(七代目)、宮沢りえ、大倉孝二、皆川猿時、二反田雅澄
製作年度:2005年
製作国:日本
上映時間:119分


映画『阿修羅城の瞳』のサウンドトラックや書籍のご案内

阿修羅城の瞳 サウンドトラック
阿修羅城の瞳 サウンドトラック

A SHU RA―ストーリー・オブ・ザ・ムービー阿修羅城の瞳 本
出水 秋成
A SHU RA―ストーリー・オブ・ザ・ムービー阿修羅城の瞳
映画『阿修羅城の瞳』を完全小説化。

『アンナとロッテ』公式サイト
『アンナとロッテ』を上映している映画館は?

『アンナとロッテ』は10年間で最も優れたオランダ映画の10作品の一つに選ばれ、2004年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。また、2003年ゴールデン・カルフ賞最優秀作品賞を受賞しました。このように高い評価を得ている映画『アンナとロッテ』の原作の小説は、人口1600万ほどのオランダで200万部も売れたようです。これは日本国内の人口に当てはめて考えると日本で1600万部ほどの売り上げを記録することに相当しますからとてつもない数字ということがわかるのではないでしょうか。ちなみに記憶に新しい片山恭一著『世界の中心で愛を叫ぶ』の売り上げ部数が300万ほどです。

1926年、ドイツ、ケルン。両親を亡くしてしまった双子のアンナとロッテは別々の親戚の家に引き取られることになる。アンナは貧しいドイツの農家へ、病弱なロッテは裕福なオランダの家庭に引き取られる。離れ離れになってしまったアンナとロッテはお互い相手を想うものの、会えないまま大人になってしまう。ある日、ロッテは何通もの手紙を発見する。それは送られないまま家に隠されていたアンナへの手紙だった。

第二次世界大戦に翻弄された双子の姉妹の物語です。貧しい農家に引き取られたアンナは苦労して成長します。一方、裕福な家庭に引き取られたロッテはそれほど苦労もせずに大きくなります。環境の違いはあったもののずっと一緒にいたかった思いがアンナとロッテからはよく伝わってきます。ところが二人の再会がきっかけでロッテはアンナを避けるようになります。戦時中という背景を考慮すればロッテに同情の余地がないわけではないのですが、それを考慮してもアンナはあまりにもかわいそうでした。

ロッテはかなり早とちりで自分勝手で人の話を聞かないわがままな人に描かれています。対照的にアンナは思いやりあるやさしくてしっかりした人として描かれています。このアンナを演じるナディヤ・ウールが良かったです。大変な時代を生き抜く気合の演技に私自身が勇気付けられた気がします。最後の最後までアンナは救われず、ただただ悲しい思いがつのるばかりでした。

この映画では戦争に翻弄されたアンナとロッテ、そしてロッテに翻弄されたアンナが描かれているように思えます。ヨーロッパの当時の雰囲気溢れる画面は十分満足いくものでした。この映画『アンナとロッテ』は、ナチスのことドイツのことポーランドのことやユダヤ人のことについていろいろと考えさせられる良作だと思います。(2005年4月10日サロンシネマで鑑賞)

アンナとロッテ@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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原題:De tweeling
監督:ベン・ソムボハールト
原作:テッサ・デ・ロー
脚本:マリーク・ファン・デル・ポル
音楽:フォンス・メルキース
出演:テクラ・ルーテン、ナディヤ・ウール、エレン・フォーヘル、フドゥルン・オクラス、ユリア・コープマンス
製作年度:2002年
製作国:オランダ/ルクセンブルグ
上映時間:137分


映画『アンナとロッテ』のDVDと書籍のご案内

アンナとロッテ DVD
ベン・ソムボハールト
アンナとロッテ

アンナとロッテ 原作小説
テッサ・デ・ロー
アンナとロッテ

『コーラス』公式サイト
『コーラス』を上映している映画館は?
『コーラス』ジャン=バティスト・モニエ少年独占インタビュー - FLiXムービーサイト

コーラスフランスで『アメリ』の観客動員数を塗り替え870万人以上を動員というもの凄い記録を打ち立てた感動作『コーラス』。サウンドトラックも何百万枚も売れに売れているとか。『ニュー・シネマ・パラダイス』のジャック・ペランが製作・出演していることも多くの方がご存知と思います。さらにジャック・ペランの愛息子マクサンスもペピノ役で出演。親子で映画出演できるとはうらやましい限りです。また、ジャック・ペランの甥、クリストフ・バラティエが監督をしています。『コーラス』は先週の土曜日より公開されましたが、期待している方もたくさんいらっしゃることでしょう。

世界的な指揮者ピエール・モランジュ(ジャック・ペラン)は母親の訃報を聞き故郷のフランスへ帰る。故郷へ戻ったピエールは50年ぶりに幼き時代を共に過ごした友人ペピノ(ディディエ・フラマン)と出会う。ペピノは一冊の日記をピエールに手渡す。その日記は音楽教師、クレマン・マチュー(ジェラール・ジュニョ)の形見だった。幼き日々の記憶がマチュー先生の日記を読むピエールの脳裏に蘇る。
フランスの田舎町にある「池の底」寄宿舎という名の寄宿学校に音楽教師のクレマン・マチューは舎監として赴任する。親を戦争で失った子や、素行に問題があるとみなされた子らがそれぞれの事情を抱えて寄宿舎での日々を過ごしていた。マチューは赴任早々さまざまなトラブルに遭遇する。マチューは校長(フランソワ・ベルレアン)の教育方針には疑問を感じていた。マチューはコーラス団を組み合唱の練習をスタートする。そして、ある日マチューは素晴らしい歌声を耳にする。それは学校で一番の問題児と言われていたピエール・モランジュ(ジャン=バティスト・モニエ)の歌声だった。

フランスで観客動員記録更新にも納得の作品。そしてさわやかな涙がこぼれそうになります。多くの人に「ぜひぜひ観てよ」と言いたくなりました。とにかく心に響きます。感動します。大満足でした。泣いてしまう人もいっぱいいるでしょう。少し感情的になってしまいましたが、この映画を観た人なら私の気持ちわかって頂けると確信しています。

ストーリーそのものはかなりシンプルです。特に奇をてらうことなくよどみなくストーリーは展開していきます。フランス映画によくあるわかりにくいところや理解不能なものはほとんどありません。本当にフランス映画だろうかと思うほど多くの人に受け入れられそうな仕上がりです。よくある手法ですが、過去を回想するシーンで映画の本編は始まります。この映画『コーラス』の力のひとつはやはり作品中のコーラスそのものにあると思います。このコーラスは「サン・マルク少年少女合唱団」のものです。また映画には実際に「サン・マルク少年少女合唱団」のソリスト、ジャン=バティスト・モニエが出演しています。少年たちのコーラスの歌声を聴けば、ピュアで一点の曇りも無いさわやかな感覚になってしまいます。そう感じずにはいられない歌声です。コーラスを聴いてそんなふうに思ったのは初めてのような気がします。

マチュー先生と子どもたちの距離感が次第に変化していくところが印象的です。はじめはかたくなで心を閉ざした少年たちでしたが、コーラスにやりがいを感じると次第にマチュー先生に心を開いていきます。子どもたちの様子も変わると周りの先生たちの様子も変わっていきます。作品中で歌われるコーラスはまさに子どもの心そのものです。途中で札付きの不良役のモンダン(グレゴリー・ガティニョール)が登場しますが、モンダン役の少年の演技はかなり迫真なものがあると感じました。それもそのはず、彼は実際に青少年更生施設に入所している少年だそうで、監督は少年の担当判事の反対を押し切って少年を出演させたそうです。

映画のラストでは素晴らしい感動がこみ上げてきます。子ども一人一人に対するとても温かいマチュー先生の眼差しを感じました。どんな場面かはここでは書きませんが作品をまだ観てないみなさんにはじっくりと味わってもらいたいです。実は私はここで少し涙がこぼれました。

映画『コーラス』では、両極端な教育スタイルが描かれています。校長の教育方針とマチュー先生の教育方針です。校長先生のそれはもはや教育とは呼べない印象すらありましたが、そうせざるを得ない状況だったのでしょうか。教育関係者や子を持つ親たちはもちろんですが多くの人々にとって大変興味深い内容です。教育関係者の方々にとっては、私が感じるようなこととはまた別の深いものを感じるのではないでしょうか。ところで「池の底」寄宿舎ってなかなか変わった名前ですね。日本だとありえない名称だと思いました。映画を観られたみなさん、いかがでしたか。よろしければコメント、トラックバックぜひ残していってください。(2005年4月9日シネツイン1で鑑賞♪)

ここから先はネタバレがあります。

最後は寄宿舎が火事になる展開でしたが、誰が放火したかあからさまでしたね。冤罪で寄宿舎を追い出された少年モンダンが放火したみたいでしたが、私はもう少し誰がしたんだろうなと観客に思わせたままでも良かったと思うのです。みんな寄宿舎の子どもたちはみんな外出していたから、比較的容易に犯人の想像がつくと思います。ちょっとお節介なワンシーンに私には感じられました。

紙飛行機いっぱいのラストシーンはやられました。子どもたちとマチュー先生の温かい心のつながりが具体的に表れたシーンです。感情にダイレクトに訴える力が最も強いシーンでした。教育の仕事をする者として当たり前なのかもしれませんが、紙飛行機に書かれた文字をみて子どもたちの名前がすぐにわかるマチュー先生がとても素敵でしたね。

コーラス@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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原題:Les Choristes
監督:クリストフ・バラティエ
脚本:クリストフ・バラティエ、フィリップ・ロペス=キュルヴァル
音楽:ブリュノ・クーレ、クリストフ・バラティエ
出演:ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン=バティスト・モニエ、ジャック・ペラン、マリー・ブネル
製作年度:2004年
製作国:フランス
上映時間:97分


オススメ!!映画『コーラス』のサウンドトラックのご案内

コーラス サウンドトラック(サントラ)
コーラス サウンドトラック(サントラ)
サン・マルク少年少女合唱団の歌う天使の歌声。買って手元に置いておきたい一枚です。(国内盤)

Les Choristes [Original Soundtrack]
Les Choristes [Original Soundtrack]
こちらは輸入盤(US)のサウンドトラックです。国内盤よりもお求め安い価格になっています。リンク先で試聴もできますよ♪

『コンスタンティン』公式サイト
『コンスタンティン』を上映している映画館は?
キアヌ・リーブス『コンスタンティン』独占インタビュー - FLiXムービーサイト

Constantine (Original Motion Picture Soundtrack) 日本国内ではキアヌ・リーブス主演ということがおそらく話題の中心になっている『コンスタンティン』。私は知らないのですがアメリカのコミック『Hellblazer』が原作のようですね。予告編ではかなりおどろおどろしい雰囲気に満ちていたのを覚えている方も多いでしょう。

悪魔払い能力を持つ男、ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーヴス)は人間に取り付いた悪魔を追い払う仕事をしている。ところがコンスタンティンは肺ガンに冒され余命は1年と宣告されていた。コンスタンティンが悪魔と天使のバランスの変化が地上に表れはじめていることを感じたころ、妹、イザベルの自殺に不審を抱く姉、アンジェラ刑事(レイチェル・ワイズ)がコンスタンティンを訪れる。

この映画には、天使や悪魔が登場するので宗教の知識が深いほうが楽しめるのかもしれないと思います。私自身はそれほど宗教的な知識が深いわけではないので深いところまで映画を味わえなかった気がします。そういう意味で、これは観る人を選ぶ映画のような気がしますが、あまり世界に引き込まれなかったせいでしょうかそれとも元々眠かったのか上映中に少し気を失っていた時間がありました。

キアヌ・リーブスの演技はハマリ役だなあというほどではないけれど、自分を押し殺したストイックな雰囲気がこの作品にはある程度あっているような気もします。CGはそれなりにおどろおどろしくできあがっていますが、もう少し作りこんでもいいかなあという印象を持ちました。ロンギヌスの槍とか天使ガブリエルとかそういった類の知識を持っていればよかったと個人的には思います。

天使や悪魔についての知識に乏しい私にあまりこの映画についていうことはできないのですが、終わりのクライマックスはなかなかいい展開と思いました。うまい具合に締めくくったなあという印象です。それから、エンドロールを最後まで見ない人が多かったのですが、最後に一場面ありますから見逃さないように。もしかしたらこの映画は禁煙キャンペーンの映画ではないかと思うくらいタバコのことが印象に残りました。喫煙者はちょっとタバコやめようかなあと思うかもしれませんね。(2005年4月7日広島スカラ座で鑑賞。ちなみにRCC試写会でした。ありがとうございます♪)

関連記事の紹介
shinuma de cinema:●コンスタンティン(無し・ネタバレ)
shinuma de cinema:●コンスタンティン(あり・ネタバレ):詳細なネタバレあります。
King inK : コンスタンティソ:原作アメコミ、ヘルブレイザーのファンの方の記事です。
コンスタンティン@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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原題:Constantine
監督:フランシス・ローレンス
原作:ジェイミー・デラノ、ガース・エニス
脚本:ケヴィン・ブロドビン、フランク・カペロ
音楽:ブライアン・タイラー、クラウス・バデルト
出演:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフ、ジャイモン・フンスー、マックス・ベイカー
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:121分


映画『コンスタンティン』のサウンドトラックやDVDのご案内

Constantine (Original Motion Picture Soundtrack)
Constantine (Original Motion Picture Soundtrack)
サウンドトラック(サントラ)の輸入盤(US)です。

オリジナル・サウンドトラック「コンスタンティン」オリジナル・サウンドトラック「コンスタンティン」
こちらは国内盤のサントラです。

コンスタンティン DVD
コンスタンティン DVD
発売は未定です。リンク先のページから発売
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『アビエイター』公式サイト
『アビエイター』を上映している映画館は?
マーティン・スコセッシ監督インタビュー(eiga.com)

アビエイター 飛行機と映画にひたすら情熱を注いだ富豪ハワード・ヒューズを描いた作品『アビエイター』。個人的には飛行機が好きなのでこの作品を楽しみにしていました。そして私NOVはハワード・ヒューズについて無知でしたのでこちらのサイトもうひとつ別のサイトで、ハワード・ヒューズについて予習をしました。これから『アビエイター』を観ようかなあというかたはハワード・ヒューズについて予習することをオススメします。

『アビエイター』は史実をベースにした作品ですが、ヒューズの少年時代がほんの少しと1920年代後半から1940年代後半までの時代が描かれています。そういうわけで『アビエイター』はハワード・ヒューズの人生すべて俯瞰するような作品ではなく、おおよそヒューズの人生の中のおよそ20年間にスポットを当てた作品のようです。

豪華で壮麗なスクリーンに圧倒。ハワード・ヒューズの時代が見事に再現されているような気がしました。また『アビエイター』ではヒューズの光の部分だけではなく、影であるヒューズ自身の強迫神経症も描かれています。レオナルド・ディカプリオは堂々とした異端児ぶりだけでなく細菌に恐れおののく強迫神経症も演じるといった幅広い演技をみせてくれます。また、シカゴ発 映画の精神医学の記事、「アビエイター」見る前に読む基礎講座 第3弾 「アビエイター」知識いろいろによると、アカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェットが演じるキャサリン・ヘップバーンはまさに本人そっくりの演技だとか。

ヒューズのお金の使いっぷりを見ていると意外なことになかなか気持ちがいいものでした。ヒューズはお金持ちでしたが、守りに入らず人並みはずれたエネルギーで映画や飛行機のことに関わろうとする姿勢が凄かったですね。たまにライブドア社長のほりえもんは現代のハワード・ヒューズだというような例えが話題に上りますが、少しわかるような気もします。

なかなか面白いし凝った映画ではあったのですが、残念な点がいくつかあります。ハワード・ヒューズがスゴかったけど変わった人だなあということは多くの人に伝わると思います。しかし、それ以上のことが伝わらない点で惜しい気がしました。例えば、ハワード・ヒューズが航空史に果たした役割だとか、あるいは映画史にどれほどの影響を与えたかもっと掘り下げても良かったのではないでしょうか。そのせいもあってかハワード・ヒューズを知らない日本人にはウケが悪いようです。私はこの作品はなかなか気に入ったので特に長く感じることもなかったですが、「『アビエイター』観たけど、長いだけだった」という声が多いのです。また、ヒューズの強迫神経症に重点が置かれているように見えるので、その点でも『アビエイター』が多くの人にウケるかどうかは微妙ですね。(2005年4月3日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

アビエイター@映画生活にもレビュー・批評・感想などがあります。
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原題:The Aviator
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
音楽:ハワード・ショア
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセール、ジュード・ロウ、アレック・ボールドウィン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:169分


映画『アビエイター』のサウンドトラックやDVDを少し紹介します

アビエイター サウンドトラック(サントラ)
アビエイター  サウンドトラック
国内盤の『アビエイター』オリジナルサウンドトラックです。
Yellow Dog Blues は国内盤のサウンドトラックにだけ入っているようです。

The Aviator Original Soundtrack
The Aviator  Original Soundtrack
こちらは輸入盤の『アビエイター』オリジナルサウンドトラックです。リンク先で試聴もできます。

アビエイター DVD
アビエイター  DVD
DVDの発売は未定です。リンク先より発売のお知らせメールを受け取ることもできるようです。

『サイドウェイ』公式サイト
『サイドウェイ』を上映している映画館は?

この作品は『アバウト・シュミット』のアレクサンダー・ペイン監督の作品で、第71回NY批評家協会賞、第30回LA批評家協会賞、第62回ゴールデン・グローブ、第77回アカデミー賞など数々の映画賞を受賞しています。アカデミー賞以外はすべて作品賞を受賞していることからも作品としての完成度が高く評価されているようです。LA批評家協会賞受賞を多部門に渡り受賞しているのは、カリフォルニアを舞台にしているからでしょうか。

高校で国語教師をしている作家志望のバツイチ独身男のマイルス(ポール・ジアマッティ)と落ちぶれた役者のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は二人でカリフォルニアのワイナリーを回るドライブ旅行をする。間もなく挙式するジャックの結婚祝いを兼ねたこの旅行で、マイルスはワインやゴルフを楽しみ、日ごろの晴れない気分を晴らそうとする。映画のはじめはこのような展開です。

日本人からみればワインを飲むしゃれた男の鼻につくようなロードムービーなのかなあと思いがちですがそうではないです。考えてみればワインはカリフォルニアではありふれたお酒ですからね。世界にカリフォルニアのワインの奥深さをもしかしたら伝えようとしているように感じました。旅の途中でマヤ(ヴァージニア・マドセン)とステファニー(サンドラ・オー)の二人の女性が登場し、二人の男はそれぞれのダメぶりを曝しながらぼろぼろになっていく展開をみせる滑稽な物語です。そして、ワイナリーを巡る旅の風景がなかなか心地いいものを感じさせてくれます。なんだか今すぐカリフォルニアまで行ってワイナリー巡りをしたくなりますね。中盤から盛り上がったこの物語、ラストは実にいい感じで終わってくれましたね。

私は30歳なのでもしかしたらマイルスを、ひいては映画を理解するには少し若すぎるかもしれません。30半ばを過ぎた人にちょうど合っているのかもしれないと思いました。しかし、映画を観終わったあとの感覚はなかなか良かったです。まあ、どちらかと言うと観客を選ぶ映画かも。1,000ドル以上はするかという61年物のシュヴァル・ブランも登場します。そしてこのワインが映画で持つ意味はとても大きかったように感じます。(2005年3月27日TOHOシネマズ緑井で鑑賞)

こちらサイドウェイ@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。

原題:Sideways
監督:アレクサンダー・ペイン
原作:レックス・ピケット
脚本 アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
音楽:ロルフ・ケント
出演:ポール・ジアマッティ 、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー、メアリールイーズ・バーク
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:130分


映画『サイドウェイ』のサウンドトラックやDVDのご案内

「サイドウェイ」オリジナル・サウンドトラック
サントラ
「サイドウェイ」オリジナル・サウンドトラック
この作品のサウンドトラックです。これを聴きながらワインでもいかがでしょうか?

サイドウェイ DVD
サイドウェイ DVD


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