EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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堕天使のパスポート
原題:Dirty Pretty Things
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:オドレイ・トトゥ、キウェテル・イジョフォー、セルジ・ロペス
製作:2002年、イギリス

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今日、妻と一緒にサロンシネマへ行き映画『堕天使のパスポート』を見に行った。PECカードを提示すると一般で300円、学生で200円の割引が受けられる。
料金を支払った後、すこしカビくさい気がする館内へ入り映画を鑑賞した。

たくましく生きる人々、切ないストーリー

堕天使のパスポートオクウェ(キウェテル・イジョフォー)はナイジェリアで難を逃れ、ロンドンで不法滞在をし、夜は安ホテルで働き昼間はでタクシーの運転手をしている。ある日、オクウェは人間の心臓の塊を客室のトイレで見つける。オクウェは、ホテルのマネージャーが不法滞在の移民の腎臓をブラックマーケットに取引して彼らにパスポートを提供していることに気付く。その後、オクウェはトルコ人移民のシェナイ(オドレイ・トトゥ)との愛情に苦闘しながら、事態は急展開を見せていく……。

社会問題を扱った実に見応えのある映画だった。ロンドンの移民の立場、不法滞在移民の弱みに付け込み彼らを利用している人々、不遇な扱いを受けながらもたくましく生きていこうとするオクウェやシェナイなどいろいろ考えさせられるフィルムだ。多くの日本人が決して直面することの無い問題を扱ったこの映画だからこそ多くの日本人に見てもらいたい。ロンドン観光では決して出会えないロンドンが待っている。

この映画は『アメリ』の主演で一躍有名になったオドレイ・トトゥが出ていることを前面に押し出して日本では宣伝活動が行われているようである。少し内気な雰囲気や、上目遣いの独特の表情などのオドレイの芸風はこの映画にも現れている。そして、なんとこの映画で初めてオドレイは英語(しかもトルコなまり)で演技している。

オクウェは高潔なキャラクターを見事に演じている。高潔に生きることと高潔ではずっとはいられないかもしれない葛藤がスクリーンを見ているものの心を締め付ける。映画は良い終わり方だったと思う。気持ちがスカッとして、切なくなったけれどこれから先に希望を持てる結末だ。

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コメント
この記事へのコメント
はじめまして
ご来訪と書き込みありがとうございました。
あのラストは良かったですね。
オクウェの未来には心配なこともありますが、幸せになって欲しいと思いました。
日本にもアジア各国から流れ込んでくる人々がたくさんいるはずなのに、私たちはそういう人々のことをあまり考えませんよね。
世界中の人が、この映画から移民問題についてちょっとでも理解を示すようになればいいなぁと思います。
2005/01/06(木) 08:44:52 | URL | una noche #0uwWg0JQ[ 編集]
una nocheさんへ:こちらこそはじめまして
丁寧なコメントをお寄せいただきありがとうございます。

そうですね、あのラストはいい流れで終わったと思います。ここからネタバレになってしまいますが(もし映画を見ていない人は注意!!)……ホテルマネージャーに酒を飲ましてから麻酔をかけてしまう展開は個人的には気に入っています。そして、救急車も一応あとから手配するところがオクウェの優しい面でもあるのでしょう。偽造パスポートがばれないかはらはらしました。

移民問題の根本には世界の富の不均衡があり、それを解決することはやはり容易ではないけれど、私も個人的には多くの日本人にこの作品を見てもらえればとは思います。
2005/01/06(木) 20:09:53 | URL | NOV #S4LeXHcY[ 編集]
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