EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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靴に恋して
原題:Piedras
監督・脚本:ラモン・サラサール
音楽:パスカル・ゲーニュ
出演:アントニア・サン・フアン、ナイワ・ニムリ、アンヘラ・モリーナ、ビッキー・ペニャ、モニカ・セルベラ
製作:2002年、スペイン

『靴に恋して』公式サイト
『靴に恋して』を上映している映画館は?

ストーリー

高級靴店の店員、キャバレーのマダム、知的障害者、高級官僚の妻、タクシードライバーである5人の女性の日常が交錯する物語。スニーカーを履く女のアニータ(モニカ・セルベラ )は知的障害者だった。ある日アニータの看護師として看護学生のホアキン(エンリケ・アルキデス)がアデラ(アントニア・サン・フアン)に雇われる。

レビュー
この映画作品はいわゆる群像劇だ。スペイン人5人の女性の日常を描き、お互いに共通する状況を観客に伝える。5人のそれぞれが履く靴(あるいは足そのもの)がそれぞれの話に含まれている。

盗んだ靴を履く女、偏平足の女、スリッパを履く女、スニーカーを履く女、そして小さな靴を履く女の5人が登場する。それぞれの女がそれぞれの困難に直面しており、どんな困難があっても前向きに生きていこうとする。そんな彼女らの姿勢が観客の気持ちをきっと前向きにしてくれる作品だと思う。

日常私たちもいろいろなトラブルに遭遇する。あるいはすでに困難な状況にあるかもしれない。しかし、あらゆる困難な状況もいつか乗り越えて未来を切り開くためにそんな障害も存在していると私たちに伝えるような作品だ。そこにはスペイン人たちの飾らないありのままの日常が切り取られている。

私の人生を靴に例えると、仕事で履く靴はまだ全然馴染まない。その内違う靴を履いてみたい気がする時もある。靴を自分自身の人生、そして困難はその靴で乗り越えるべき「石」として捉えてみよう。あなたの今履く靴で「石」は乗り越えられるだろうか。(2005年1月16日シネツイン2で鑑賞)

追記(注意:ネタバレ含みます。)
この作品の邦題は「靴に恋して」となっているが、原題は「Piedras」(日本語で石を意味する。)であり、その題名が表わすものは違うと私は感じた。「靴に恋して」は言い換えれば新しい人生を希望している状態であり、また映画の原題直訳の「石」は、きっと人生での困難な状況を比喩して付いた題名だと感じた。出演している女性たちそれぞれが靴そのものに恋しているわけではないけど、盗んだ靴を履く女のレイレ(ナイワ・ニムリ)はそうだったように見える。

この作品に出演している男性の大半は同性を好む人物が多かったので、二枚目のスペイン人はみんなホモなのだろうかと思ってしまう。ちなみにこの作品の監督ラモン・サラサールは医師役で出演していたが彼も実はそういう役だった。

「オール・アバウト・マイ・マザー」(同作品の私のレビューはこちら)に出演していたアントニア・サン・ファンもこの作品で偏平足のキャバレーのマダム役で出ている。「オール・アバウト・マイ・マザー」での男から女へ性転換した役が似合いすぎていたため、この作品でも彼女が元男性に思えてしまった。

男性が見てもいいけれど、きっと女性の方がこの映画に心から共感できるのではないのかなあと思う。その辺は「オール・アバウト・マイ・マザー」と似ているかもしれない。

こちら靴に恋して@映画生活にも感想・レビューなどあります。

関連商品!?
靴に恋して
8人の作家たち(甘糟りり子、狗飼恭子、斎藤綾子、谷村志穂、野中柊、山咲千里、やまだないと(漫画)、横森理香)が映画「靴に恋して」にインスパイアされて綴ったという恋模様。

谷村 志穂 斎藤 綾子 甘糟 りり子 横森 理香 やまだ ないと 狗飼 恭子
靴に恋して
by G-Tools

この映画とは直接関係ないけれど、靴にちなんだ映画といえば、昔観た『運動靴と赤い金魚』(同作品の公式サイト)という映画を思い出す。その映画では、一足の運動靴を共有するきょうだい(兄と妹)が登場する。物質的には恵まれないお話だけど観ている観客の心にじんわりと温かさを運ぶいい映画だった。
運動靴と赤い金魚
運動靴と赤い金魚

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 群像劇は苦手・・・これなら予習をしていけばよかった。 5人の女性が登場するのです。“盗んだ靴をはく女”、“偏平足の女”、“スリッパをはく女”、“スニーカーをはく女”、“小さな靴をはく女”。一組の母娘があるが、靴に関する性癖・特異性を除いては年齢もさまざま
2005/01/25(火) 15:44:52 | ネタバレ映画館
先週シネ・リーブル梅田にて観に行った映画。 靴に恋して Piedras / Stonesスペイン 2002年靴の数だけ、人生がある。公式サイト≪Story≫盗んだ靴をはく女23歳のレイレ(ナイワ・ニムリ)は高級靴店の店員。レイレは店からこっそり盗んだ靴を履き毎夜クラブで踊っていた。画
2005/01/31(月) 12:26:14 | ネコと映画と私
知らなかった!有楽座で「靴に恋して」をやってるなんて!秋田でスペイン映画を観られる機会なんてそうそうないのだ!まずい!!見逃す!かくして滅多に時間休などとらない私が2時間とって17時の最終回へ!「すみません、すみませ~~ん、すみませ~~~~~ん!!」3
2005/02/14(月) 15:29:32 | Chicken's Everyday
「靴に恋して」   2002/スペイン恋や仕事、家庭、人生に迷い悩む5人の女たちの群像劇。それぞれの女のストーリーが同時に展開し、交差しながら、最後に繋がっていく緻密な話だ。邦題とチラシの「王子様のいない5人のシンデレラたちが、古い靴を脱ぎ、新し
2005/12/09(金) 15:29:48 | 月影の舞
「靴に恋して」★★★(WOWOWにて)アントニア・サン・ファン、ナイワ・ニムリ、ビッキー・ペニャ主演ラモン・サラサール 監督、2002年 スペイン 様々な靴様々な人生、同列に並べられるかどうかの判断は別にして。ひとつのストーリーは、チャンネルを...
2005/12/17(土) 11:26:31 | soramove

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