EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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原題:The Notebook
監督:ニック・カサヴェテス
脚本:ジャン・サーディ、ジェレミー・レヴェン
音楽:アーロン・ジグマン
出演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー、ジョーン・アレン
製作:2004年、アメリカ
上映時間:123分
『きみに読む物語』公式サイト
『きみに読む物語』を上映している映画館は?
『きみに読む物語』ライアン・ゴズリング独占インタビュー(FLiXムービーサイト)

ストーリー
療養施設で生活する年老いた婦人(ジーナ・ローランズ)にある老人男性(ジョーン・アレン)がひとつの物語を読みはじめる。その物語は、1940年の夏、アメリカ南部の田舎町、シーブルックでのお話。良家の令嬢アリー(レイチェル・マクアダムズ)はシーブルックで休暇を家族と過ごしていた。ある日、アリーは地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会う。はじめはノアにつれない態度のアリーだが、ノアの積極的なアプローチを受けていつしかふたりは時間を共にするようになる。

レビュー
1940年、ひと夏の燃え上がる情熱的な恋愛をしたふたりの若者の物語。若さに満ち溢れたふたりの愛し合っている姿がとてもよく描かれている。どちらかといえば言葉で愛を表現するノア、そして言葉よりはカラダで愛らしく喜びを表現するアリー。ふたりの自然で活力ある演技は恋愛のエネルギーを十分に感じさせてくれる。

この作品のもう一つのシーンは高齢の二人の男女の場面だ。女性はアルツハイマー病で過去の記憶の一切を無くしてしまっていた。女性の記憶をなんとか呼び戻そうと必死になる男性の姿がまた悲しいものである。

ふたりの若い男女のストーリーと老いた男と女の場面から成るこの作品は物語の終盤で見事に融合する。観客の胸に単なる昔話に過ぎない恋愛話が喜びそして切なさを一緒に運ぶものへと変化する。

レイチェル・マクアダムズとライアン・ゴズリングによる演技は恋愛力全開。突拍子もないアプローチからはじまったラブストーリーはとてもとても魅力的なものに仕上がっている。

私は老人場面の最後に無理やりなものを感じる。でも、これはひとつの物語なのだからもし本当にそうだったらいいでしょうというひとつの提示なのだ。多くの人がこの映画に共感し涙をながし感動することだろう。(2005年2月5日ワーナーマイカルシネマズ広島で鑑賞)

追記(注意:ネタバレ含みます。)
この作品が観客を惹きつける理由の一つはいろいろとツッコミたくなるノアとアリーの恋愛にあるだろう。特にアリーがノアのことは忘れてロンと婚約をしたのに、再びノアと一緒になる点については彼女のわがままの極みだろう。でも恋愛ぐらいわがままじゃないとなあとも思うのだ。だいたい素直でまじめなカップルの恋愛なんて面白みに欠ける。

別にアリーは打算でお金持ちのロンと一緒になろうとしたのではないと思う。突拍子もないアプローチはノアと同じで、きっとアリーはロンの中にノアを見ていたような気がする。そして、アリーはたまたまノアの載った新聞記事を見つけ、アリーの脳内に昔の鮮烈な思い出が蘇えった。

どうしてアリーはノアに手紙を書かなかったのかという気もするが、アリーはノアから手紙がくると思っていたのに、何日間もノアからの手紙がなかったから怖くてアリーは手紙が書けなかったのだろう。実際のところあっさり手紙を書いてしまうとストーリー展開が大幅に変わってしまうけれど。

「(ノアとロンどっちを選ぶかについて)わたしどうしたらいいかわからない」とアリーはノアに言ったけれども、最後はアリーがしっかりと自分の意志で人生を決定するところが良かった。トランクを持つ彼女の表情はとてもすがすがしかった。

古い農家でふたりがはじめて性体験に及ぼうとするシーン。ふたりは交互に身に着けている衣服を脱ぎ、お互いの姿を目に焼き付けるシーンはほほえましい。そしてことに及ぼうとしてアリーが緊張しておしゃべりになり「あなたはどうしてそんなに落ち着いているの?」と笑いながら言うところがかわいらしい。

若き日のアリーは数十年間の時を経てアルツハイマー病を患っっていた。そして、隣にいるノアのことが誰かわからないという事実は彼にとってとても辛いことに違いなかった。若き日のノアのひたむきさは老年時代でも発揮し数分間ながらアリーの記憶回復の奇跡は訪れる。最後、二人が亡くなる前ベッドで二人は目を合わせた。アリーは隣の男がノアだとわかっていたんだよな、きっと。

こちらにも映画『きみに読む物語』のレビュー・批評・感想があります。
FOR BRILLIANT FUTURE
blog@Junkie Surfer Notes
話題のナレッジベース
I LOVE CINEMA +
xina-shinのぷちシネマレビュー?
*結婚私の場合*りんのにっき
Groovy Groovers
きみに読む物語@映画生活


映画『きみに読む物語』のDVDや本、サウンドトラックなどのご案内

きみに読む物語 DVD
きみに読む物語 この映画『きみに読み物語』のDVDの発売日はまだ決まっていませんが、お気に入りでしたらリンク先のamazonから発売日のお知らせメールを受け取ることもできます。
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きみに読む物語 原作翻訳本
ニコラス・スパークス
きみに読む物語映画『きみに読み物語』の原作本「The Notebook 」(ニコラス・スパークス著)の翻訳本です。「メッセージ・イン・ア・ボトル」でも知られるニコラス・スパークスは1996年に「The Motebook 」を発表後、人気作家となりました。映画の感動をもう一度!
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The Notebook 原作本
Nicholas Sparks
The Notebookこちらは原作本「The Notebook 」の原作ペーパーバックです。比較的平易な英語で書いてあるそうなので、ペーパーバック初心者にもオススメだとか。私も試して見たいなあと思っています。ハードカバーエディションもあります。
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The Notebook (Original Motion Picture Soundtrack)
Benny Goodman Dan Higgins Count Basie Sammy Fain
The Notebook (Original Motion Picture Soundtrack)映画『きみに読み物語』のオリジナルサウンドトラックです。こちらは輸入盤になります。リンク先では少し試聴もできます。
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コメント
この記事へのコメント
シンプルに感動する!人を愛することの素晴らしさ
この映画を見て泣かずに出てこれる人がいるでしょうか!素朴な人間の愛がここまで素晴らしいものだということを気づかせてくれる、近年まれにみるよい映画です。「特撮もない」、「有名な俳優も出ていない」、「派手さもない」。でも、「人を愛することの素晴らしさ」を、心の底から感じることのできる映画です。多くの方にぜひ見ていただきたいですよね
2005/02/27(日) 00:07:05 | URL | 男泣き #-[ 編集]
男泣き?さんへ
男泣きさん(で名前はいいのかな?)、コメントありがとうございます。

「人を愛することの素晴らしさ」が確かに伝わってきます。私は実は泣いていないのですが、田中裕子主演の「火火(ひび)」では泣いてしまいました。たぶんはじめて私が涙してしまった映画です。オススメですので、よかったらご覧になってみてください。
2005/02/27(日) 16:26:06 | URL | NOV #S4LeXHcY[ 編集]
はじめまして。
「きみよむ」最高!何も情報をインプットしないで、先入観なしで見て欲しい映画です。愛する人と生きていく尊さを考えさせられます。ここ数年の中でダントツに泣ける映画です。
2005/03/05(土) 16:52:47 | URL | あいりーん #-[ 編集]
あいりーんさんへ
はじめまして。あいりーんさん。
映画制作に直に携わっている方からこんなサイトにコメントを頂けるとは驚いてしまいました。ありがとうございますうれしいです。
『きみに読む物語』良かったですね。私は好きな映画の一本に入れています。確かに愛する人と生きていく尊さを考えさせられますね。
なける映画といえば、すでにレビューもアップしましたが私は『火火』という映画で涙が溢れてしまいました。もうご覧になられたでしょうか?もし、まだでしたらぜひぜひ観て下さい。とても考えさせられます。
2005/03/06(日) 14:44:13 | URL | NOV #S4LeXHcY[ 編集]
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直球も直球、見事なストレートでした。ハートのど真ん中にズドンとくる恋愛映画になっています。悪球打ちが信条の私のハートには届きませんでしたが、劇場のあちこちから鼻をすする音が聞こえてきました。内容は予告編そのままなので、あまり言及するところがないのですが、
2005/02/09(水) 16:16:01 | とにかく新作映画を観て紹介する人柱的ブログ
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2005/02/09(水) 16:21:30 | ネタバレ映画館
ニコラス・スパークス著 雨沢 泰訳 アーティストハウス刊映画『きみに読む物語』(THE NOTEBOOK)の原作本です。映画の公式サイトでストーリーは読めますので、ここではあえて書きません。いいお話だと思いました。長きに渡り愛し合った男女の愛の物語です。前半はごく普通
2005/02/09(水) 19:34:03 | I LOVE CINEMA +
”きみに読む物語” 観ました!! 泣きました!! ストーカーの行動にも似た若き青年の日の求愛とそれを受け止めた17歳の無分別。世間知らずが引き起こす 大人の世界での風聞。 すべて今、私たちの周りにも形を変えて存在する恋愛模様、人生模様なのです。それを 純
2005/02/10(木) 08:28:26 | おもむくままに・・・!
『ひとつの決断で最高のパートナーを得る至福』 私の好きなジャンルの映画であり、公開を楽しみにしていました。 とはいうものの、予告を観ているときは、若い2人の恋愛が主体なのだと思っていました。 ところが、観ていくうちにその考えが短絡的であったことがわかりま
2005/02/10(木) 17:25:02 | しねまぶっくつれづれだいありー
愛は永遠」と言う事を教えてくれた映画でした。現代社会では枯渇している人間同士の触れ合い、本当の愛情を表した映画だと思います。今は自分が誰なのかも覚えていない妻を思い出させる為にひたすら与えるだけの愛は本当に素晴らしい。心の底から愛情が深くないと出来ないと
2005/02/11(金) 11:24:29 | FOR BRILLIANT FUTURE
 ニコラス・スパークスのデビュー作『THE NOTEBOOK』の映画化である本作、『きみに読む物語』、全米1,200万人が愛に震えた~。原作「THE NOTEBOOK」はニコラス・スパークスが送り出した処女作で、全米450万部の大ベストセラー小説となりました。...
2005/02/12(土) 02:15:37 | 話題のナレッジベース
原題: THE NOTEBOOK監督: ニック・カサヴェテス製作: リン・ハ...
2005/02/17(木) 16:29:20 | Groovy Groovers
土曜に、「きみに読む物語」を観てきました。 出演者に大物がいないので、地味な作品に見えますが、かなりいいです。 はま。が今まで観た映画の中で、五本指に入るくらい泣けました。 まず、若き日のノア役のライアン・ゴズリング。 どこかで観たことあるなぁと思ったら、.
2005/02/21(月) 20:06:12 | 秘密の屋根裏部屋
 『きみに読む物語』を観た。 テストに対する現実逃避かもしれないがテスト2日前に鑑賞。(ちなみに今日がテスト初日)原作を読んでいたのでストーリーは大まかに頭の中に入っていた。 本当にど直球の恋愛映画だということを感じさせられる映画だった。古きよ...
2005/02/23(水) 16:25:35 | 僕の中の世界
カップルだらけなんだろうなぁ~と思いながらも「純愛映画」を一人で行ったんだけど意外にほとんど女性同士でした。世の中でブ~ム?の「純愛」でした。物語は簡単で創造はつきやすいです。ですがちょっと違うんですよね~。まず主人公のアリーがさっぱりしてるの。恋人をね
2005/02/23(水) 17:27:11 | 映画を観たよ
昨晩はもう、我慢の限界っていうか、無性に映画が見たくなって行ってきました。2週間ぶりですね。候補は『ボーン・スプレマシー』『アレキサンダー』『君読む・・』でして、一番早く上映が終了しそうな君読むにしました。素敵なラブストーリーでした。ネタバレすると思い...
2005/02/27(日) 01:22:31 | kaoritalyたる所以
「きみに読む物語」★★★★ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス主演虚ろな瞳で川面を渡る鳥を見るジーナ・ローランズ。もう彼女は何も思い出せない。もちろん役の中でのことだけれど、あのクールな「グロリア」を演じた彼女が美しい抜け...
2005/03/03(木) 08:47:32 | soramove
この作品をネタバレしない用にレビューを書くのは大変難しいが、既に、シアターやテレビ、サイトのストリーミング等で予告が流れているので、その範囲で書いてみようと思う。この物語にはまず、根底に「障害」というキーワードを見つけることができる。最初は階級という障害
2005/03/09(水) 19:33:39 | 利用価値のない日々の雑学
牧歌的風景、身分違いの恋、親との軋轢、王道を行くラブストーリー、正統派良い話。抑えた演出が胸を打つ。原題:「The Notebook」監督:ニック・カサヴェテス原作:ニコラス・スパークス出演:ライアン・ゴズリング 、レイチェル・マクアダムス 、ジーナ・ローランズ 、ジェ
2005/05/19(木) 23:19:17 | なつきの日記風(ぽいもの)
過去を失った老婦人に、愛を思い出して欲しい一心から、来る日も来る日も、物語を読み聞かせるデュークと名乗る老人。読み聞かせるのは、ノアとアリーの出会い、別れ、そして、再会までの愛の軌跡。
2005/05/21(土) 23:00:15 | 映画の休日。
こんばんわ、maiです。今日の映画はこれを紹介したいと思います↓ 著者: ニコラス・スパークス, 雨沢 泰 タイトル: きみに読む物語 バン!!今日はこの映画をご紹介しちゃいます。この映画は、もともと小説「the notebook」という小説が超売れて、それが映
2005/07/29(金) 12:54:31 | ミュージックファクトリーの活動日記
THE NOTEBOOK(2004年アメリカ)2005/7/29@早稲田松竹そんな予感はしてたんですが、案の定不覚にも泣いてしまいました。なんだかんだいって、この手の映画にうっかり泣かされてしまうこと多いです。あらすじはこことかからどうぞ。「こんな都合いいことあるか」とか「それは
2005/08/02(火) 02:02:19 | befounddead
                      「君に読む物語」を見ました ストーリー烈家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)から熱烈.
2005/09/25(日) 12:31:15 | Styleborg
製作: 2004年 米 監督: ニック・カサベテス 出演: ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス/ ジェームズ・ガーナー/ジーナ・ローランズ/ サム・シェパード/ジョアン・アレン/ ジェームズ・マーズデン DVDのパッケージを見てピン!っと来た時はいい映画
2005/11/25(金) 17:34:29 | BARBON STREET

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