EVERSMILE(エバースマイル)
映画の紹介文、コメント、ショートレビュー的な雑文を書いています。何かの参考になれば幸いです。
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原題:Buyuk adam kucuk ask
監督:ハンダン・イペクチ
脚本:ハンダン・イペクチ
出演:シュクラン・ギュンギョル、ディラン・エルチェティン、フュスン・デミレル、ユルドゥス・ケンテル、I・ハック・シェン
製作:2001年、トルコ
上映時間:120分
『少女ヘジャル』公式サイト
『少女ヘジャル』を上映している映画館は?

ストーリー
弾圧により両親を亡くした5歳のクルド人少女ヘジャル(ディラン・エルチェティン)は、エブドゥ(I・ハック・シェン)に連れられてイスタンブールの親戚へ預けられる。ところが武装警官の襲撃に遭い親戚はヘジャルの目前で殺され、運良く難を逃れたヘジャルは元判事の老人ルファト(シュクラン・ギュンギョル)に見つけられ匿ってもらうこととなる。

レビュー
トルコ国内のクルド人問題を背景に元判事と少女ヘジャルの交流が描かれる。このような民族問題を扱った映画は見ていて複雑な気分になったりする。もちろんこの映画もその例外ではなく、いきなりトルコ警察がクルド人の家にやってきて銃撃を始めたりするシーン、クルド語を嫌う元判事ルファト、クルド人居住地区などを見ると暗く複雑な気分にさせられる。

5歳の女の子ヘジャルは過酷な環境下で育った。常に警戒しているような彼女の表情が印象的だ。もちろんクルド語の通じない人に囲まれているためそうだったのかもしれない。クルド語を話す家政婦サキナ(フュスン・デミレル)には警戒心を解いて穏やかにかわいらしい表情を見せる。はじめはヘジャルとルファトは仲良くなかったが、次第に本当のおじいちゃんと孫娘みたいになっていく。そんな二人の交流が観客の心を和ませる。

ところで、トルコは公式にそもそもクルド人の存在を認めていない。ヘジャルとルファトが交流を深めていったようにクルド人とトルコが良好な関係を築けるようになることを願う。クルド人虐待場面が過激であるとトルコ政府は一時上映禁止に持ち込んだこの映画だが、トルコ国内で10万人が見たというからもしかしたらそういう時代はゆっくりと近づいていっているのかもしれない。(2005年2月12日サロンシネマ1で鑑賞)

こちら少女ヘジャル@映画生活にも感想・レビューなどあります。

参考:クルド人問題研究
参考:2003年アジアフォーカス福岡映画祭/ハンダン・イペクチ作品『少女ヘジャル』 Hejar

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 序盤、警官隊がクルド人を惨殺するシーン。このシーンでの警官が残虐すぎるということで、トルコ国内で上映禁止になるというほどクルド人問題は深刻だった。 <あらすじ> 5歳になる少女ヘジャルは叔父のエブドゥに連れられてイスタンブールの親戚の家に預けられるが、そ
2005/03/14(月) 18:23:03 | ネタバレ映画館

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