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『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』公式サイト
『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』を上映している映画館は?
ストーリー
7歳の少年ボビーはリウマチ熱にかかり心臓を傷めてしまい、15歳までしか生きられないと医者は言う。しかし音楽に目覚めた青年となったボビー(ケヴィン・スペイシー)はニューヨークで音楽活動を始める。次々とヒット曲を出したボビーは1960年のイタリア、映画のロケの現場で16歳の女優サンドラ・ディー(ケイト・ボスワース)と出会う。
レビュー
音楽、俳優、司会と多方面に渡り活躍し37歳で夭逝したボビー・ダーリン。ボビー・ダーリンをずっと慕ってきたケヴィン・スペイシーは2000年にボビー・ダーリンの物語の映画化権を獲得した。そして、主演・監督・脚本・製作の4役をケヴィンは担当してこの映画を製作した。ちなみに『ビヨンド the シー』はボビー・ダーリンの曲の一つである。
この作品全体を通じてボビーが歌う曲はボビー役のケヴィン・スペイシーが自ら歌っている。ケヴィン自ら歌って踊ってボビーになりきるために4年間を費やしたとその演技はまさにボビー・ダーリンのようであるという。ボビー.ダーリンそのものを知らなくてもいろいろな曲やダンスを鑑賞でき、当時のエンタテイメントの世界の雰囲気を感じることができる。
ボビー・ダーリン本人の映像も作品に入れてあればさらに面白かったと思う。ボビー・ダーリンを知らない人にとって、そうすることで作品の膨らみは増すのではないだろうか。そしてケヴィン・スペイシーのこの作品は世界にボビーを思い出させるのに十分過ぎるだろう。(2005年3月15日サロンシネマで鑑賞)
追記(注意:ネタバレあります。)
この作品に出ずっぱりのケヴィン・スペイシーが演じるボビーは年齢的にはとても無理があるけれど、ケヴィンのボビーへの熱い想いがあればこそ成り立つ映画なのだからそこには少々目をつぶることにしておいた。
それにしてもボビー・ダーリン出生の秘密には驚いてしまった。実の姉と思っていた人が、ある日、実は母だったということになれば開いた口がふさがらないし、今まで慕っていた母が実は祖母だったらもう当事者のアイデンティティが崩壊してもおかしくはない。サザエさんに例えればカツオの姉さんが実はママみたいなものである。話がそれるが、私は幼いころカツオのママはサザエさんだと思っていたし、フネがおばあちゃんだと思っていた。そんなふうに思っていた人は他にもいませんか?
私の勘違いをもう一つ。映画『ネバーランド』に出ていた少年ピーター役の子が少年ボビー役で出ていると思ったら違っていた。ちょっと似てるような気がしたもので……。
こちらビヨンド the シー 夢見るように歌えば@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
原題:Beyond the Sea
監督:ケヴィン・スペイシー
脚本:ケヴィン・スペイシー、ルイス・コリック
出演:ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジョン・グッドマン、ボブ・ホスキンス、ブレンダ・ブレシン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ/ドイツ/イギリス
上映時間:118分
映画『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』のサウンドトラックのご案内
Beyond the Sea (Original Soundtrack)映画『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』の
サウンドトラックです。こちらは輸入盤CDになります。
ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば サウンドトラック(サントラ)映画『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』のサウンドトラックです。
こちらは国内盤です。ケヴィン・スペイシーがボビー・ダーリンの曲を熱唱。
祖母がフネさんだと思っていました(笑
サザエさんが姉だって知った時
衝撃だったな・・・
ジャスさんも勘違いしていましたか。私はその事実を幼いころなかなか理解できませんでした。
もっとも、ボビー・ダーリンにとっては衝撃的過ぎる事実だったのでしょう。サザエさんのことにではなく、ボビーの母が祖母で、姉が母だったその事実にボビーは驚き、怒り、やがてそれを受容していきましたね。
苦しかったのはボビーだけではなく姉や他の家族も辛かっただろうなと思いました。