『アビエイター』公式サイト
『アビエイター』を上映している映画館は?
マーティン・スコセッシ監督インタビュー(eiga.com)
飛行機と映画にひたすら情熱を注いだ富豪ハワード・ヒューズを描いた作品『アビエイター』。個人的には飛行機が好きなのでこの作品を楽しみにしていました。そして私NOVはハワード・ヒューズについて無知でしたのでこちらのサイトともうひとつ別のサイトで、ハワード・ヒューズについて予習をしました。これから『アビエイター』を観ようかなあというかたはハワード・ヒューズについて予習することをオススメします。
『アビエイター』は史実をベースにした作品ですが、ヒューズの少年時代がほんの少しと1920年代後半から1940年代後半までの時代が描かれています。そういうわけで『アビエイター』はハワード・ヒューズの人生すべて俯瞰するような作品ではなく、おおよそヒューズの人生の中のおよそ20年間にスポットを当てた作品のようです。
豪華で壮麗なスクリーンに圧倒。ハワード・ヒューズの時代が見事に再現されているような気がしました。また『アビエイター』ではヒューズの光の部分だけではなく、影であるヒューズ自身の強迫神経症も描かれています。レオナルド・ディカプリオは堂々とした異端児ぶりだけでなく細菌に恐れおののく強迫神経症も演じるといった幅広い演技をみせてくれます。また、シカゴ発 映画の精神医学の記事、「アビエイター」見る前に読む基礎講座 第3弾 「アビエイター」知識いろいろによると、アカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェットが演じるキャサリン・ヘップバーンはまさに本人そっくりの演技だとか。
ヒューズのお金の使いっぷりを見ていると意外なことになかなか気持ちがいいものでした。ヒューズはお金持ちでしたが、守りに入らず人並みはずれたエネルギーで映画や飛行機のことに関わろうとする姿勢が凄かったですね。たまにライブドア社長のほりえもんは現代のハワード・ヒューズだというような例えが話題に上りますが、少しわかるような気もします。
なかなか面白いし凝った映画ではあったのですが、残念な点がいくつかあります。ハワード・ヒューズがスゴかったけど変わった人だなあということは多くの人に伝わると思います。しかし、それ以上のことが伝わらない点で惜しい気がしました。例えば、ハワード・ヒューズが航空史に果たした役割だとか、あるいは映画史にどれほどの影響を与えたかもっと掘り下げても良かったのではないでしょうか。そのせいもあってかハワード・ヒューズを知らない日本人にはウケが悪いようです。私はこの作品はなかなか気に入ったので特に長く感じることもなかったですが、「『アビエイター』観たけど、長いだけだった」という声が多いのです。また、ヒューズの強迫神経症に重点が置かれているように見えるので、その点でも『アビエイター』が多くの人にウケるかどうかは微妙ですね。(2005年4月3日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)
アビエイター@映画生活にもレビュー・批評・感想などがあります。
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原題:The Aviator
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
音楽:ハワード・ショア
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセール、ジュード・ロウ、アレック・ボールドウィン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:169分
映画『アビエイター』のサウンドトラックやDVDを少し紹介します
アビエイター サウンドトラック(サントラ)
国内盤の『アビエイター』オリジナルサウンドトラックです。
Yellow Dog Blues は国内盤のサウンドトラックにだけ入っているようです。
The Aviator Original Soundtrack
こちらは輸入盤の『アビエイター』オリジナルサウンドトラックです。リンク先で試聴もできます。
アビエイター DVD
DVDの発売は未定です。リンク先より発売のお知らせメールを受け取ることもできるようです。
お口の調子はいかがでしょうか?
『アビエイター』はおそらく私は好きな映画となりそうです。ヒューズの人生の一部を大胆に切り取って描いた作品だと思います。強迫神経症の描写に力が入っているのでそこを嫌う人もいるようです。特に、例のビンをいっぱい並べるシーンなんかはディカプリオのファンは少し引いてしまうかもしれません。観にいく予定でしたら、ぜひ予備知識を持って観にいってください。
コメントが遅くなりました。
ディカプリオがよりかっこよくなりましたね。オスカーは取れなかったけれど、演技に対する気合を感じましたので、いつか良い作品にめぐり合って獲得すると確信しました。
遅くなんて、とんでもないです。コメントありがとうございます。
ディカプリオはまだ若いのでまだまだチャンスありますよ。なかなかいい演技だと私も思いました。
スコセッシ監督もいつか取れるといいですね。
今日の東京はとっても暖かくお花見日和でした♪
満開の桜がハラハラと舞うのは、とっても美しかったです。
アビエイター、ほとんど知識がなくて、またディカプリオがオスカーを逃してしまったのねって感じぐらいに思っていたのですが、NOVさんが紹介していたサイトをいろいろ見ていたら、とても奥が深そうで、おもしろそうな映画だなぁと思いました。
確かに、何も知識がなくて見るのと、事前に予備知識を持って見るのでは、見方も違うかもしれないですよね!!
勉強になりました☆
まだ旅客用飛行機が世界を駆け回る前の時代の一場面を垣間見れたところが面白かったです。
『アビエイター』もいいのですが、多くの人にオススメできるのが『コーラス』です。今のところのイチオシですので時間があれば絶対観てくださいね。
「ハワード・ヒューズを知らない人には受けが悪い」っていうのは分かる気がしますね。私も「奇行の多い、飛行機好きの富豪」っていうぐらいの予備知識しか持っていませんでしたが、それだけでも有るだけ良かったかもしれません。一緒に行った予備知識の無い友人は「一体、何のこっちゃねん?」という感じでしたから。
アビエイターはあっという間の3時間でしたか。結構長く感じる人が多いみたいですが、私は2時間くらいに感じましたから、まあ、あっという間でしょうね。アビエイターを観て、感じるもののごとは人によりかなりばらつきがありそうです。有名だけどその人の業績をあまり知らないことはよくありますから、こういった映画で楽しみながら知ることができるっていいですね。
アビエイターってタイトルだと飛行機しか想起させるものがないですよね。かといって、エキセントリック・アビエイターとかビザール・フィルムメイカーなどとタイトルつけるわけにはいかないですよね。基本的に伝記モノは予備知識はあった方がいいですね。
ハワード・ヒューズはアメリカ人なら誰でも知っているのできっと解説の必要が無いのでしょうね。日本では彼の掘り下げ方が足りないという評価になってしまうのは、仕方ないのかも・・・。残念ですが。
御返事がおくれてしまいすみません。そうしている間にbamseさんのエントリーが上がっていました。わざわざリンクしていただきありがとうございます。
私はヒューズのハイなところやローなところどちらもなにか感じるものがあったのでこの作品『アビエイター』を気に入っています。今、当たり前のように飛行機が飛んでいますが、昔にはヒューズだけでなく多くのアビエイターたちがいてそのおかげで今多くの人が飛行機を使っているのですね。怖いけど飛行機免許が欲しいなとちょこっと思いました。
突然ですみません・・・。
私も飛行機などの乗り物に興味があり、よくイラストを
描いたりしますが、有名なリンドバーグやヒューズの影になりがちな
アメリア・イヤハートにももっと注目が集まれば~と、今回記事ににしました。
もしよろしければ一度のぞいてみて下さいませ~それではまた!